薬理学

医薬品総論


毒薬は施錠保管する。表記方法は(  )。

劇薬の表記方法は(  )。

治療法の確立されていない難病のための薬を(  )という。
オーファンドラッグ(希少疾病用医薬品)

新薬開発のための臨床試験(治験)を支援することなどが目的の臨床試験を行う医師を支援する、臨床研究コーディネーターを(  )という。
CRC(clinical research coordinator)

受容体に結合して生理反応を引き起こす医薬品を(  )といい、
受容体に結合して生理反応を引き起こさない医薬品を(  )という。
作用薬  拮抗薬

医薬品が肝臓を通過する際に著しく代謝されることを(  )という。
初回通過効果

投与経路別血中濃度の推移に関して、はやい←(  ):点滴静脈内注射:筋肉内注射:(  )→ゆっくり
静脈内注射  皮下注射

投与経路別血中濃度の推移に関して、はやい←(  ):経口薬:(  )→ゆっくり
坐薬  経皮薬

アルコール摂取後は血管が広がり、副作用の発現率が(  )。
高まる

(  )はかつては禁断症状と呼ばれ、摂取を中断したときに認められる病的症状のことである。
退薬症候

催奇形性を防ぐために、妊娠(  )までは医薬品投与を避けるべきである。小児、高齢者への投与も注意。
妊娠12週(特に9週)

(  )は、医薬品医療機器等法によって医薬品に必ず添付する公文書である。
①(  )②(  )④効能・効果⑥用法・容量⑦用法・容量に関連する注意
医薬品添付文書  警告  禁忌

(  )は、重要な薬物有害反応を医療機関に対して告知するものである。
緊急安全性情報(イエローレター)

(  ):新薬の特許期間(10年)が満了し、有効性と安全性が確かめられたあとに売り出される医薬品。後発品とも呼ばれる。
ジェネリック医薬品

インスリンのような高分子化合物の注射薬、抗生物質、造影剤の投与時には、投与数分以内に(  )が発現することがある。 これは過敏反応のうち最も重篤なもので、死亡する可能性が高い。免疫反応が関与している医薬品に対する過敏反応である。
アナフィラキシーショック

バイアルから薬剤を注射針で抜き取る際は(  )を防止する。
①垂直に刺す②回転させない③同箇所に二度刺ししない。
なお、バイアルはガラス容器の上にゴム栓がついたもので、
アンプルはガラスまたはプラスチックで作られた容器で頭部を折って使う。
コアリング

(  )……「飲んで下さい」「わかりました」と受動的なこと。
(  )……「何か気を付けることはありますか?」と能動的なこと。
(  )……指示通りに服用しないこと。
コンプライアンス  アドヒアランス  ノンコンプライアンス

(  )の目的は再発防止に役立てることである。ヒヤリ・ハット報告とも呼ばれる。
インシデント報告


主な生活習慣病に使用する薬


(  )、(  )、(  )は自覚症状がほとんどないまま進行し、ある日突然生命を脅かすようになるため、(  )と呼ばれている。
脂質異常症  糖尿病  高血圧  サイレントキラー

生活習慣病の治療の基本は(  )と(  )であり、効果が不十分な場合は(  )を行う。
食事療法  運動療法  薬物療法

BMIは(  )で計算する。(  )以上を肥満と定義している。
体重(kg)/身長(m)^2  25

メタボリックシンドロームは内臓脂肪型肥満、(  )、(  )、(  )を合併した状態をいう。 ウエスト周囲径が男性で85cm、女性で90cm以上は要注意である。
脂質異常症  糖尿病  高血圧

【高血圧】

高血圧は、収縮期血圧(  )以上、拡張期血圧(  )以上、どちらか一方でも高くなった場合に診断される。
140mmHg以上  90mmHg以上

高血圧の90%以上は原因の特定できない(  )である。
本態性高血圧

医療機関で血圧を測定したときは正常範囲であるのに、家庭や職場などで測定すると高値を示す状態を(  )という。
仮面高血圧

【主な降圧薬】

【Ca拮抗薬】は汎用されている降圧薬であり、脳、心臓、腎臓などへの(  )が保たれるので合併例などにも適応がある。
血流

【Ca拮抗薬】は(  )と同時期に服用すると、薬の代謝が遅れ降圧作用が(  )する。
グレープフルーツ  増強

【アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬】は降圧物質である(  )の分解を抑制し、降圧作用を増強する。
ブラジキニン

【アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬】の薬物有害反応に(  )、腎機能の低下などがある。
空咳

【サイアザイド系利尿薬[~チアジド]】は肝臓の遠位尿細管、
【ループ利尿薬】は上記よりヘンレ係蹄側の遠位尿細管に作用して、
体内の(  )を排泄し、(  )を増やすことによって体液量を減少させ、血圧を下げる。
Naと水分  尿量

【サイアザイド系利尿薬[~チアジド]】と、
【ループ利尿薬】の薬物有害反応に(  )がある。
低カリウム血症(身体がだるくなる・力が入らなくなる)

【サイアザイド系利尿薬[~チアジド]】と、
【ループ利尿薬】は夜間の排尿を避けるため(  )に投与することが望ましい。
午前中

【β遮断薬】は心拍の交感神経を遮断し、心拍出量や心拍数を現象させて循環血液量を減らして血圧を下げる。
【α遮断薬】は血管の交感神経を遮断し、抹消血管を拡張させて血圧を下げる。
(  )が優位に働くようになる。
副交感神経が優位に働く

【糖尿病】

糖尿病の1型は(  )が影響し、
2型は(  )が影響する。
自己免疫障害  生活習慣

糖尿病の三大合併症は①(  )②(  )③(  )
網膜症  腎症  神経症  [しめじ]

糖尿病の診断基準=(  )が(  )以上であること。これは2~3か月前からの平均した血糖値がわかる。
HbA1c  6.5%

【主な血糖降下薬】

【α-グルコシダーゼ阻害薬[~ボース]】は糖質の消化・吸収を遅延させることにより、食後の急な血糖上昇を抑える。
投与初期に(  )、下痢などがある。
放屁増加

【α-グルコシダーゼ阻害薬[~ボース]】服用時に低血糖症状が認められた場合は、(  )を投与する。
ブドウ糖(グルコース)[ショ糖では効果がない]

【SGLT2阻害薬[~グリフロジン]】は尿に糖をまぜて排出する薬で、(  )がみられることがある。
多尿・頻尿

【GLP-1受容体作動薬[~チド]】はインスリンを出させるためのもので、(  )ではない。
インスリンの代替薬

【インスリン】

低血糖は症状は(  )、(  )、(  )、高度の空腹感、動機、頭痛、知覚異常、不安。集中力低下、意識障害などがある。
脱力感  発汗  振戦

低血糖症状が認められた場合には、すぐに(  )を服用する。
ブドウ糖(5~10g)

膵臓でつくられるインスリンの量が足りない場合は、インスリンを外から注射で補充する。 懸濁製剤は(  )という手法[左右の掌の間に注射器をはさみ、(  )にして力強く10回以上回転させる]で混和し均一にする。
ローリング  水平

未使用のものは(  )で保存するが、使用中のものは(  )で保存する。
2~8℃で遮光  室温(1~30℃)

使用の際には、注射液の中に空気が入らないように必ず(  )を行う。
空打ち

注射部位の周りの皮膚を親指と人差し指でしっかりとつまみ、(  )に針を素早く刺す。
皮下に垂直

【脂質異常症】

(  )は末梢組織から肝臓にコレステロールを回収する役割で善玉コレステロールと呼ばれる。
(  )は肝臓から末梢組織にコレステロールを運ぶ役割で悪玉コレステロールと呼ばれる。
HDL  LDL

【主な脂質異常症治療薬】

【HMG-CoA還元酵素阻害薬[~スタチン]】と、
【フィブラート系薬[~フィブラート]】は、肝臓のコレステロール合成を抑制する。
薬物有害反応として(  )、肝機能障害などがある。
横紋筋融解症

横紋筋融解症は、骨格筋の変性・壊死により筋細胞成分が血液中に流出する病態。(  )、筋肉痛、脱力感、赤褐色尿(ミオグロビン尿)などの症状を呈する。
全身倦怠感


生活習慣病に随伴する循環器障害と脳血管障害(急性期)


【狭心症】

狭心症とは、心筋の酸素需要と供給のバランスが崩れ、心筋虚血と胸痛が生じた状態をいう。
主な治療として、発作時には(  )を使用する。
硝酸薬(ニトログリセリン)

【硝酸薬】は冠状血管、末梢血管を拡張して心筋の酸素需要を軽減する。禁忌として(  )投与中の患者には使用しないこと。
PDE-5阻害薬(ED薬[血管を拡張する薬])

【硝酸薬】には(  )・注射剤・テープ剤がある。経口投与では効果が無い。
舌下錠

成分がゆっくり融解するように加工された薬を(  )という。かんだり砕いたりして用いると急に血中濃度が高くなるので注意する。
除放剤

【心不全】

心不全の治療に関して、従来は(  )などと利尿薬が第一選択薬であったが、近年はACE阻害薬、ARBなどが中心である。
ジギタリス[ジゴキシン]

【ジギタリス】は、心筋内のCaイオンを増加させることにより心収縮力増強を引き起こし、心拍出量を増加させる。
過量投与で(  )がおこる。
ジギタリス中毒

【ジギタリス】は、(  )が狭いため、薬物濃度モニタリングを行うことが望ましい。
有効血中濃度域

【心筋梗塞】

主な抗血栓薬として、血栓溶解薬、(  )、トロンビン直接阻害薬(DOAC)、抗血小板薬がある。
抗凝固薬

【抗凝固薬】にはヘパリン、(  )などがある。
ワルファリン

ワルファリンは、(  )や(  )など(  )を多く含む食品を摂取すると、効果が(  )する。
納豆  クロレラ  ビタミンK  減弱

【脳梗塞】

発症48時間以内の脳血栓症急性期(ラクナ梗塞除く)に伴う神経症候、日常生活動作の改善に【抗凝固薬】を使用する。
禁忌として、(  )患者、(  )の恐れがある患者には使用しない。
出血している  脳塞栓

(  )とは血管内で形成された血液成分の凝塊のことであり、
(  )とは血管腔やリンパ管腔を閉塞した物質のことである。完全に詰まった状態。
血栓  塞栓


がんの薬物療法


代表的ながんの薬物療法は(  )であり、その他に(  )・(  )・サイトカイン療法などがある。
化学療法  内分泌療法  分子標的療法

【化学療法に使用する主な薬】

抗がん薬の共通事項として、薬物有害反応は(  )・(  )・(  )・(  )などがある。
骨髄抑制  悪心・嘔吐  口内炎  脱毛

【代謝拮抗薬】にはフルオロウラシル、メトトレキサートなどがある。
フルオロウラシルの薬物有害反応は(  )・(  )・(  )・(  )がある。
下痢  肝機能障害  腎機能障害  間質性肺炎

【内分泌療法に使用する主な薬】

内分泌療法には(  )や、(  )を抑制する薬が用いられる。
合成ホルモン  ホルモンの作用

【分子標的療法に使用する主な薬】

腫瘍細胞分子標的治療薬は、(  )を標的として、腫瘍細胞を効率よく攻撃する薬である。
分子

【その他の抗がん薬】

サイトカイン療法では(  )が用いられる。
腫瘍細胞の増殖を直接阻害したり、キラーT細胞やマクロファージを活性化して間接的に腫瘍細胞を殺す。
インターフェロン

【がんの治療について】

(  )の多剤併用療法では、寛解導入療法と(  )がある。
急性骨髄性白血病  寛解後療法

抗がん薬の有害作用である口内炎は、口腔粘膜に(  )が発生して、粘膜破壊や炎症を起こしたり、白血球減少により局所感染を起こしたりすることにより生じる。
「不対電子」をもつ原子または分子のこと。
フリーラジカル(活性酸素)


がん性疼痛に使用する薬


突然痛みが強くなったり、間接的に痛みが出現することは、(  )で対処する。
レスキュードーズ(疼痛時の頓用)

軽度な痛みには【非オピオイド(非麻薬性)鎮痛薬】である、(  )や、非ステロイド性抗炎症薬[NSAIDs:インドメタシン等]などが使用される。
アセトアミノフェン

【オピオイド(麻薬性)鎮痛薬】には(  )などが使用されている。
麻薬なので、鍵をかけた堅固な設備内に保管する。
眠気、めまいが起こることがあるので車の運転、危険を伴う作業は避ける。
モルヒネ


脳・中枢神経系疾患で使用する薬


【中枢神経系のはたらきと薬】

ニューロンとニューロンまたは骨格筋などの効果器との間の接合部を(  )と呼ぶ。
抑制性の神経伝達物質としてγ-アミノ酪酸(GABA)が中枢神経系に分布する。
シナプス

【抗てんかん薬】

発作がある程度の長さ以上に続くか、または短い発作でも反復し、その間の意識の回復がないものを(  )という。
<全般発作の種類>
欠神発作……ピタッ
ミオクローヌス発作……ピクッ
強直間代発作……グニャ
脱力発作……グタァ
てんかん重積状態

抗てんかん薬の重篤な薬物有害反応には(  )・(  )がある。
皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)
中毒性表皮壊死融解症(ライエル症状群)

【パーキンソン病治療薬】

パーキンソン病の主症状は(  )・(  )・(  )・(  )がある。
安静時振戦  筋固縮  無動  姿勢反射障害

大脳に存在する大脳基底核の尾状核と被殻を合わせて(  )という。
ここでのドパミン含有量(黒質由来)が低下することで、錐体外路系変性疾患が生じる。
線条体

ドパミンの補充を行うために、(  )製剤が投与される。
ドパミンは血液脳関門を通過しないため。
レボドパ(L-ドパ)

パーキンソン病治療薬【レボドパ製剤】などの重大な薬物有害反応として、(  )が挙げられる。
高熱・意識障害・筋硬直など。
悪性症候群

【レボドパ製剤】【抗コリン剤】の禁忌として、
(  )の患者には使用しない。
閉塞隅角緑内障

【抗精神病薬】

(  )とは、思考や行動、感情を一つの目的に沿ってまとめていく能力が長期間にわたり低下し、 まとめきれない内容がある種の幻覚や妄想となることで、苦痛や生活に困難を生じる疾患である。
統合失調症

【非定型抗精神薬】は陽性症状、陰性症状の両方に有効であり、(  )などの有害作用も【定型抗精神薬】に比べ少ない。
錐体外路症状
(悪性症候群・振戦・固縮・舞踏運動・片側バリズム・アテトーゼ・ジストニア・パーキンソン症候群など)

【抗うつ薬】

抗うつ病は効果発現までに約(  )かかる。(  )は作用を増強させるので避ける。
2~3週間  アルコール

【三環系・四環系抗うつ薬】は、
神経伝達物質であるアセチルコリンに拮抗する、抗コリン作用があるので、(  )の患者へは投与しない。
閉塞隅角緑内障

主な抗うつ薬には、三環系抗うつ薬・四環系抗うつ薬・(  )・(  )などがある。
選択的セロトニン再取込み阻害薬(SSRI)
セロトニン・ノルアドレナリン再取込み阻害薬(SNRI)

【選択的セロトニン再取込み阻害薬(SSRI)】には、パロキセチン・(  )がある。
後者は、抗不安薬が効きにくい(  )や強迫性障害にも有効とされている。
フルボキサミン  パニック障害

【選択的セロトニン再取込み阻害薬(SSRI)】は、めまい・知覚障害・睡眠障害・不安・悪心・発汗などが現れることがあるので、(  )に減量する必要がある。
徐々

【睡眠薬】

(  )……眼球運動を伴う睡眠。20~30%を占め、筋弛緩を伴い夢をみる時期。
(  )……深い眠りである睡眠。脳を休める夢をみない時期。
レム睡眠  ノンレム睡眠

睡眠薬を服用した後の薬効時間内の記憶障害、他人から見ると全く普通に見える行動をとっているのだが、覚醒後にそのことを思い出せない状況が生じることを、(  )という。
認知症と混同されやすいが、関係ないことを理解してもらう。
健忘(一過性前向性健忘)

【抗不安薬】

(  )のある患者に投与すると、抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状が悪化する恐れがあるため投与しない。
急性閉塞隅角緑内障

【気分安定薬(抗躁薬)】

【気分安定薬】は、(  )が第一選択薬として使用され、高揚状態にある精神を鎮める。
ジギタリス・ワルファリンと同様に血中濃度安全域が狭いので、血中濃度測定が大切。
炭酸リチウム


感染症に使用する薬


(  )……人体には無害だが、病原体には有害で、死滅や発育抑制をする作用。
選択毒性

ヒトには(  )がないため、それを破壊する薬は、細菌・真菌には有害だが、ヒトには無害である。
細胞壁

(  )……微生物が産生し、他の微生物の増殖を抑制する物質。現在、抗菌薬という名称に変わっている。
抗生物質

【細菌感染症】

抗菌薬の作用は①(  )②(  )③(  )④(  )⑤葉酸……の合成阻害に分けられる。
細胞壁  細胞膜  タンパク質  核酸

細胞壁合成阻害薬の【グリコペプチド系薬】である「バンコマイシン」は、(  )に使用される。
MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)

(  )……2つ以上のタンパク質分子が共有結合以外の方法で会合したとき、その構成単位となるもの。
サブユニット

タンパク質合成阻害薬の【テトラサイクリン系薬】は、
(  )や一部の制酸約は吸収を阻害するので併用しない。
牛乳

核酸代謝阻害薬の【ニューキノロン系薬】は、
(  )を含む薬剤との併用は吸収を妨げるため、時間をずらして服用する。
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)との併用でけいれんを起こす恐れがある。
アルミニウム・マグネシウム・鉄

性感染症として(  )は女性に多く、女性では自覚症状が少ない。
クラミジア感染症

反対に、性感染症として(  )は男性では無症状な場合が多い。[これは寄生虫感染]
トリコモナス感染症[女に多い]

抗菌薬によるアナフィラキーショックは、投与後(  )以内に起こる場合が多いので、観察が必要。
15分

抗抗酸菌薬の【アミノグリコシド系薬】である
「ストレプトマイシン」は(  )・めまいなどの薬物有害反応を起こす。
第8脳神経障害・聴力障害

【ウイルス感染症】

【抗インフルエンザウイルス薬】は、 インフルエンザ様症状発現後、(  )以内に服用する必要がある。
48時間

【真菌感染症】

(  )は真核生物であり、細胞の基本構造は高等生物に似ている。
真菌

(  )は真菌によって引き起こされる感染症で、細胞性免疫能の低下した患者の日和見感染として生じる。
ニューモシスチス肺炎

【消毒薬】

(  ):人畜に有害な微生物を、感染症を起こさない程度に減少または死滅させること。
(  ):すべての微生物を死滅させること。
芽胞は胞子ともいう。最適な環境が訪れると増殖する。
消毒  滅菌

一般的な病院内滅菌方法と所要時間/温度
高圧蒸気滅菌:(  )/(  )℃
酸化エチレン滅菌:約4.5時間/50℃……プラスティック製品に適応
低温プラズマ滅菌:約45分/45℃
10分  121℃~135℃

ポピドンヨード[イソジン]は(  )の消毒に適用する。
手指・皮膚

次亜塩素酸ナトリウム[ミルトン]は(  )の消毒に適用する。
器具類・環境(床など)

【予防接種薬】

予防接種薬には(  )用と(  )用の二種類がある。
定期摂取  任意接種

(  ):ホルマリン処理などにより、殺菌または無毒化した細菌やウイルスを用いたもの。
(  ):毒性や発病力を弱めた生きているウイルスや細菌からつくられたもの。
不活化ワクチン  生ワクチン

不活化ワクチンの定期予防接種薬には、
①(  )
②(  )
③(  )
④(  )などがある。
①DT(ジフテリア・破傷風混合トキソイド)
②DPT-IPV(ジフテリア・百日咳・破傷風・不活化ポリオ混合)
③B型肝炎(水平感染予防)
④日本脳炎

生ワクチンの定期予防接種薬には、
①(  )
②(  )
③(  )などがある。
①BCG
②麻疹風疹混合
③水痘

任意予防接種薬には、不活化ワクチンで(  )、生ワクチンで(  )などがある。
破傷風トキソイド  流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)

治療薬の薬物有害反応(好ましくない副作用)に当たる者を、ワクチンでは(  )と呼んでいる。
副反応


救命救急時に使用する薬


(  )は、免疫グロブリンE(IgE)を介した肥満細胞からの化学伝達物質の放出により、急速に進展する全身性アレルギー反応である。
アナフィラキシー

ショック発生時の治療は、(  )と、血管収縮薬と強心薬投与による心臓血管系の機能の回復が主な目標となる。
輸液投与による体液管理

心機能が低下している患者の心機能や循環状態を改善するために(  )や【交感神経刺激薬[ドパミンなど]】の薬が心拍出量の増加を期待して投与される。
ジギタリス

(  )はすべて、コレステロールに似たステロイド骨格と呼ばれる化学構造を持っているので、ステロイドホルモンと呼ばれている。糖質コルチコイドを指すことが多い。
副腎皮質ホルモン

一部の医薬品にはその薬理作用に拮抗する医薬品(特異的解毒薬)が存在する。
ワルファリン⇔(  )
有機リン系殺虫剤⇔(  )
ビタミンK  プラリドキシム(パム)

【麻酔時に使用する薬】

(  )とは、口から呼吸により吸入し肺胞から吸収されたあと、 血液中により中枢神経に運ばれ、中枢神経細胞の機能を抑制することにより麻酔作用を発揮する。
吸入麻酔薬

(  )は、麻酔関連薬によって骨格筋における代謝が異常に亢進した状態。
悪性高熱症

【全身麻酔薬】(亞酸化窒素)を(  )と呼ぶ。
笑気

(  )とは、全身麻酔あるいは局所麻酔によって手術を受ける患者に対して、麻酔前に投与する薬のことを指す。
目的は①患者の不安を除去し、鎮静された状態で安全に安定した麻酔状態に導く。
②薬物有害反応が手術中に発生することを防止する。
麻酔補助薬

(  )とは、手術時の不動化、気管内挿管や調整呼吸を行うために、 神経筋接合部の伝達を遮断することにより、骨格筋を弛緩させるために用いる薬である。
筋弛緩薬


アレルギー・免疫不全状態の患者に使用する薬


【気管支拡張薬】

(  )には気管支拡張作用がある。
テオフィリン

テオフィリンは(  )なので、成分がゆっくり溶解する。噛まずに服用する。勝手に粉砕したりしない。
徐放剤

テオフィリンやアミノフィリンは(  )を測定して、薬物有害反応予防することが大切。
血中濃度

①(  )②(  )③(  )④(  )⑤(  )は血中濃度測定が大切。飲み忘れにも注意。
ワルファリン  ジギタリス  炭酸リチウム  テオフィリン  アミノフィリン

吸入薬の吸入後は(  )をする。
うがい

【ステロイド(吸入・注射)】

吸入ステロイド薬の突然の中止は、喘息を悪化させる。中止する場合は(  )する。
徐々に減量

吸入ステロイド薬の薬物有害反応には、口腔・咽頭カンジダ症・(  )などがある。
嗄声(させい)

【抗アレルギー薬】

抗アレルギー薬には(  )などがある。
ロイコトリエン受容体拮抗薬

(  )は草や木の花粉が原因となり、アレルギー反応により、ヒスタミン・ロイコトリエンなどの化学伝達物質が放出され炎症反応がおこる。
点鼻用のステロイド薬やロイコトリエン受容体拮抗薬、抗ヒスタミン薬で治療する。
花粉症

抗アレルギー薬の服用後は(  )が起こることがある。
眠気

【呼吸器疾患に使用する薬】

(  )……咳を止める薬。延髄の咳中枢を抑制し咳の反射を抑える。
鎮咳薬

【中枢性麻薬性鎮咳薬】コデイン(麻薬)の薬物有害反応には(  )や(  )などがある。
便秘  眠気

SaO2(動脈血酸素飽和度)の基準値=(  )
95%以上

【関節リウマチと薬物療法】

(  )とは、寛解と再燃を繰り返す多発性関節炎である。関節炎は対称性であり、リウマトイド因子が陽性を示すことが特徴である。
関節リウマチ(RA)

免疫抑制薬の(  )の少量投与が行われることが多い。休薬期間が必要。
メトトレキサート(MTX)[リウマトレックス]

【免疫調節薬】は、尿がアルカリ性の場合(  )になる。またソフトコンタクトレンズに着色することがある。
黄赤色

【免疫調節薬[メトトレキサート]】の薬物有害反応は血液障害・(  )・(  )・(  )
腎機能障害  肝機能障害  間質性肺炎

【免疫調節薬[メトトレキサート]】は(  )・(  )への使用は禁忌。
妊婦  授乳婦

(  )は激しい疼痛を緩和する目的で処方される。
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)

NSAIDsの有害作用で最も多いのが(  )である。
胃腸障害

(  )は血管、血圧など多くの生体反応の調節機構に関与する。痛み・炎症・発熱を起こす伝達物質でもある。
プロスタグランジン(PG)

NSAIDsで(  )増悪の報告がある。
インフルエンザ脳炎・脳症

小児インフルエンザにはNSAIDsを使用せず、(  )を選択する。[脳症の発生頻度を高めてしまうため]
アセトアミノフェン

NSAIDsと【核酸代謝阻害薬[ニューキノロン系]】の抗菌薬との併用では(  )を引き起こす可能性がある。
けいれん

NSAIDsの作用は(  )と(  )がある。アスピリンが主である。
解熱鎮痛作用  抗血小板作用

【ピリン系[スルピリン]】の禁忌は(  )。※スルピリンとアスピリンで紛らわしいので注意。
ピリン系過敏症既往患者

【全身性エリテマトーデスと薬物療法】

(  )とは、蝶形紅斑の出現が特徴的で女性におこりやすい自己免疫疾患である。
全身性エリテマトーデス(SLE)

ステロイドの分泌は(  )に最も高く、(  )に最低となる。
ステロイドの服用もそのパターンに合わせて服用する。
早朝  深夜すぎ


消化器系疾患に使用する薬


【消化性潰瘍治療薬】

(  )……特定物質を結び付けるもの。生体内物質や薬がこれにくっつくと生理作用が出現する。
受容体

(  )とは胃壁から分泌される胃酸とペプシンにより自分自身の胃や十二指腸の粘膜が侵される疾患である。
消化性潰瘍

消化性潰瘍について(  )が攻撃因子の過剰および防御因子の低下の両方に関与している。
ヘリコバクター・ピロリ

(  ):食道・胃・十二指腸などの上部消化管から出血にて血を吐くこと。
(  ):出血した血液が腸管を通り、肛門から出ること。
吐血  下血

【プロトンポンプ阻害薬(PPI)[~プラゾール]】は(  )があるので注意する。
使用期限

【健胃消化薬】

食欲不振、胃部不快感、胃もたれなどの症状に健胃消化薬が使われ、
使用目的から健胃薬と(  )に分類される。
消化酵素薬(食物を消化するための酵素が含まれている)

【制吐薬、鎮吐薬】

(  )は、不消化物や毒物のような有害物を摂取したとき、その吸収を防止するために起こる防御反応。
悪心・嘔吐

【抗ドパミン薬】は(  )に投与する。
食前

【???】

(  )は腸の運動を亢進させる、腸内水分を増やす、腸内容を膨張させる、糞便に水分を浸潤させる、 腸壁を刺激して蠕動を亢進させるといった目的で用いられる。
瀉下薬(下剤) シャゲヤク

弛緩性便秘は大腸の動きが低下して起こる便秘であり、便意が弱い。高齢者や長期臥床患者に多い。
(  )などの塩類下剤を最初に選択し、効果不十分であれば、大腸刺激性下剤のセンナ、センノシド、ピコスルファートを追加する。
酸化マグネシウム

(  )は、緊張や不安などの精神的ストレスによって引き起こされる。腹痛と便通異常(便秘・下痢)を引き起こす症候群。
過敏性腸症候群

【刺激性下剤(大腸刺激性下剤)[センナ][センノシド]】では尿の色が(  )に変色するが、薬の色なので問題はない。
赤~橙色

【???】

(  )は下痢を止める薬である。
止瀉薬 シシャヤク

【腸運動抑制薬[ロペラミド]】は腸の運動亢進を抑制する。禁忌は抗菌薬投与に伴う偽膜性大腸炎の患者や(  )。出血性大腸炎の患者。
未熟児・新生児・6か月未満の乳児

【収斂薬 シュウレンヤク】は腸液分泌亢進・粘膜過敏を抑制する。禁忌は出血性大腸炎、細菌性下痢、(  )。
牛乳アレルギー

下痢は有害物質を排除するための生理的反応であるので、むやみに(  )を投与しない。
止瀉薬


その他の症状に使用する薬


【痛風治療薬】

関節内に遊離した尿酸結晶の刺激による急性関節炎を痛風といい、 痛風発作が起こった場合は、ナプロキセン、ジクロフェナクなどの(  )を服用する。
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)

【抗尿酸血症治療薬】

血漿中の尿酸融解濃度である(  )を正常上限とし、これを超えるものを高尿酸血症と定義している。
7.0mg/dL

【尿酸排泄促進薬[ベンズブロマロン]】投与開始後少なくとも6か月間は(  )を行う。
肝機能検査

【内分泌障害】

甲状腺におけるホルモンの産生・分泌が亢進し、血中の甲状腺ホルモンが上昇した状態を(  )と呼ぶ。
日本では原因疾患の大半が(  )である。
甲状腺機能亢進症  バセドウ病

甲状腺機能“亢進”症の治療には抗甲状腺薬が用いられるが、精神的に不安定な場合には抗不安薬が、頻脈などの症状が強い場合は(  )が併用される。
β遮断薬(プロプラノロールなど)

甲状腺機能“低下”症は橋本病などが代表され、治療薬は半減期が1週間と長い(  )が第一選択薬である。
レボチロキシン(T4製剤)

副腎皮質機能“低下”症には(  )などがある。
アジソン病

副腎においてコルチゾールが過剰に産生されることにより発症するのは(  )である。
クッシング症候群

【血液・造血器障害】

溶血性貧血には(  )が第一選択となる。
ステロイド

血流中に形成された血液の凝塊を(  )と呼ぶ。
血栓

主な貧血治療薬である【鉄剤】は便が(  )を呈することがあるが無害である。
黒色

【鉄剤】は一部の(  )や、(  )を含むものと同時に服用すると吸収が低下する。
抗菌薬(テトラサイクリン系)  タンニン酸(濃い緑茶やコーヒー)

ビタミンB12欠乏あるいは葉酸欠乏によっておこる貧血を(  )という。
巨赤芽球性貧血

【腎機能障害】

(  )は一般細菌感染症であり、(  )を用いる。
腎盂腎炎  抗菌薬

(  )とは、血液をろ過して代謝性老廃物を取り除く腎臓の機能が低下した状態であり、薬物療法では(  )を用いる。
腎不全  利尿薬

【運動機能障害】

【ビスホスホネート系骨代謝改善薬】の投与中は(  )及び(  )を補給する。
カルシウム  ビタミンD3

【ビスホスホネート系骨代謝改善薬】は(  )に服用する。
空腹である起床時

【選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)】は(  )に対して使用する。
閉経後骨粗鬆症

【ビタミンK2製剤】の禁忌は(  )。
ワルファリン使用中

【性・生殖機能障害、泌尿器・生殖腺機能障害】

閉経によって卵巣の機能が低下し、エストロゲンとプロゲステロンの分泌が低下すると(  )が出現する。
更年期障害

(  )は更年期障害の諸症状の改善と(  )・脂質異常症の予防に効果がある。
★ホルモン補充療法(HRT)  骨粗鬆症

更年期障害による不定愁訴の改善を目的として、有害作用の少ない(  )が処方される場合もある。
漢方薬

無月経を放置すると、卵胞ホルモンの分泌減少により、不妊や骨粗鬆症を引き起こす恐れがある。 ホルモン補充として(  )が行われることが多い。卵胞ホルモン投与後、黄体ホルモンを投与する。
★カウフマン療法

女性不妊は、系統的な検査を実施した後、(  )による治療が行われる。
★排卵誘発薬

切迫流産・早産の治療薬には、子宮収縮抑制薬である(  )が広く用いられている。
リトドリン

頻尿・過活動膀胱治療薬であるプロピベリンは抗コリン作用を有し、排尿運動抑制作用を示す。 薬物有害反応として(  )などがある。
急性緑内障発作

陰茎の勃起が不十分なため、性交あるいは性交の維持ができない状態を(  )という。
勃起不全(ED)

【勃起不全治療薬[ジルデナフィル]】の禁忌は(  )。
硝酸剤(ニトログリセリン)

【勃起不全治療薬[ジルデナフィル]】は性行為の(  )に経口投与する。自費診療である。
1時間前

【視覚障害】

白内障は水晶体の混濁により生じる。 根本治療としては手術を行う必要があり、 薬物療法は症状の(  )を目的として行われる。
進行遅延

点眼薬の使い方。
一回の点眼は(  )。
1滴で十分

2種類の点眼薬を続けて使用するときは(  )
5分以上間隔を空ける

点眼時、容器の先端が(  )ようにする。
直接目に触れない

【白内障治療薬[ピレノキシン]】は(  )から使用する。
よく振ってから

白内障=水晶体が混濁する。
緑内障=(  )があがる。
眼圧

【水分・電解質・カロリー不足】

TPN(完全栄養法)用高カロリー輸液の施行の際には、(  )を必ず用いる。重篤なアシドーシスが発現することがある。
ビタミンB1

(  )……水分、糖と電解質の補充に用いられる。
糖・電解質輸液

中心静脈栄養法に用いる(  )は、糖質、アミノ酸、脂肪、電解質、微量元素、ビタミンを混合して投与するもので、 食事に近い栄養素が含まれている。投与字には、重篤なアシドーシス発現を防止するために(  )の併用が必須である。
高カロリー輸液  ビタミンB1

一般用の輸液は1mL=(  )
微量用(小児科用)の輸液は1mL=(  )
20滴  60滴


ステロイドの薬理作用


(  ):メチルプレドニゾン1gを1時間以上かけて3に置換静脈内注射を行い、1クールとする投与方法。
パルス療法

ステロイドの主な薬物有害反応10。
①感染症
②ステロイド糖尿病
③消化性潰瘍
④骨粗鬆症・骨壊死
⑤精神変調
⑥緑内障・白内障
⑦血栓症
⑧ムーンフェース・肥満・多毛
⑨にきび
⑩高血圧

6%の次亜塩素酸ナトリウム液を用いて0.1%次亜塩素酸ナトリウム液を1,000mL作るために必要な6%次亜塩素酸ナトリウム液の量を求めよ。 ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第1位を四捨五入すること。
17

必要原液量=希釈濃度÷原液濃度×作成量
必要原液量=0.1÷6×1000=16.666666…≒17

100%で50%を100mL作るなら50/100 × 100で50mL必要。



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