精神看護方法論Ⅱ

「ゴードンの機能的健康パターン」

【1.健康認識―健康管理】

★精神科で独特な情報として、入院形態がある。
①(  )入院:本人の同意に基づく。
②(  )入院:家族の同意による、精神保健指定医が認めた場合。
③(  )入院:自傷他害のおそれがあると認められた者、精神保健指定医2名以上が認めた場合。
①任意入院
②医療保護入院
③措置入院

(  )や(  )など、
受療行為を含めて情報をとる。
医療を受ける行動は今後の再発予防に重要な情報となる。
服薬状況  通院


【2.栄養―代謝】

摂食障害のように精神症状として食事摂取ができない場合や、
(  )の欠如により摂取をしない場合がある。
興味

抗精神病薬の副作用には(  )と(  )がある。
体重増加  活動の低下

肥満は(  )や脂質異常症を引き起こす。
糖尿病

★71歳の女性、身長149cm、体重40kg、統合失調症で入院中。
行動範囲は病棟内で、静かに過ごしている。
食事は難色(2000kcal)が提供されているが6割程度しか摂取していない。
入院して1ヶ月で1kgの体重減少がある。
なお、
基礎代謝基準値:50歳以上の女性は20.7
身体活動レベル
1.50 生活の大部分が座っている。
1.75 デスクワーク中心で、通勤や家事など軽い運動がある。
2.00 移動の多い仕事、スポーツなど運動習慣がある人。

★①標準体重は(  )
48.8kg
[身長(m)×身長(m)×22(BMI)=標準体重]
[1.49*1.49*22=48.8]

★②標準体重の場合の必要摂取カロリーは(  )
1515kcal
[標準体重×基礎代謝基準値(50歳以上女性)×身体活動レベル(生活の大部分が座っていて、静的な活動が中心な人)]
[48.8*20.7*1.5=1515]

★★③現在摂取しているカロリーは(  )
1200kcal
[2000*0.6=1200]

★★④現在の体重で必要なカロリーは(  )
1242kcal
[標準体重×基礎代謝基準値(50歳以上女性)×身体活動レベル(生活の大部分が座っていて、静的な活動が中心な人)]
[40*20.7*1.5=1242]

★★⑤不足カロリーは(  )
42kcal
[1242-1200=42]

⑥体重減少率は(  )
2.4%
((41-40)/41)*100=2.4%

★非定型抗精神病薬であるオランザピン(シプレキサ)は(  )を引き起こす。
高血糖
[糖尿病のある患者には使用できない]

肥満について注目する検査データは(  )・(  )・(  )
血糖値(BS)  コレステロール  中性脂肪

栄養状態を知るための検査データは(  )・(  )
TP  ALB

BMIの計算式=(  )
kg/(m×m)

精神看護における栄養―代謝のアセスメントについて、
(  )の観察が必要。
嚥下障害

★★誤嚥をおこしやすい原因
①抗精神薬によってドーパミンの低下による(  )症状がおき、嚥下障害が生じる。
②統合失調症の患者に多い(  )が誘因。
①錐体外路症状(パーキンソン障害)
②切迫的摂取(かき込み・早食い・一気食い)

窒息について、
ハイムリックの3徴候
①(  )②(  )③(  )
①声がでない、呼吸ができない。
②チアノーゼ
③胸やのどに手を当てる。かきむしるなどの動作。

足の皮膚について(  )が多い。
原因は、清潔行動の低下、集団生活による風呂マットやトイレスリッパ、爪切りの共有など。
足白癬・爪白癬

(  ):合わない靴の履きっぱなしでおこる。
鶏眼(ケイガン)[うおのめ]

(  ):精神症状に不随する筋肉の緊張やパーキンソン症状。
拘縮・変形

皮膚について、抗精神病薬の副作用に(  )がある。
発赤、水疱、色素沈着をおこす。
日光過敏

歯について、
抗精神病薬の抗コリン作用により(  )の分泌が低下し、
口腔内の(  )が低下することで(  )が多くなる。
唾液  自浄作用  齲歯

体温について、
(  ):抗精神病薬の投与中、抗パーキンソン薬の中止、減薬によっておこる。
症状は①(  )②(  )③(  )④(  )⑤(  )など。
悪性症候群
①38℃以上の高熱
②筋固縮
③発汗
④振戦
⑤CK(クレアチンキナーゼ)上昇

抗躁薬(リーマス)の副作用として(  )がある。
初期症状として、
食欲不振・吐き気・手の震え・めまい・言葉のもつれ・下痢など。
リチウム中毒


【3.排泄】

★抗精神病薬や抗パーキンソン薬の作用である(  )により(  )を起こすリスクが高い。
抗コリン作用  麻痺性イレウス

また、抗精神病薬や抗パーキンソン薬の作用である(  )により
①(  )の分泌が減る→②(  )③→(  )④→(  )→②→③→④→②……
抗コリン作用
①唾液 ②口渇 ③多飲 ④多尿

★水中毒について、
多飲により(  )となる。
症状:①(  )②(  )③(  )④(  )⑤(  )⑥(  )
低ナトリウム血症
①倦怠感
②けいれん
③意識障害
④体重の増加
⑤噴水様嘔吐
⑥うっ血性心不全


【4.活動―運動】

(  )の減退、(  )の低下、自己や周囲への(  )といった症状が影響し、 清潔行動をしなくなる。汚れていても気にならないなどセルフケアの不足が生じる。
意欲  自発性  無関心

★脳内でのドパミン経路は大きく分けて、
①(  )②(  )③(  )④(  )
①中脳-辺縁系ドパミン経路
②中脳-皮質ドパミン経路
③黒質-線条体ドパミン経路
④漏斗-下垂体ドパミン経路

★★中脳-辺縁系ドパミン経路でのドーパミン過剰により(  )が生じる。
陽性症状(幻覚・妄想)

★★中脳-皮質ドパミン経路でのドーパミン低下により(  )が生じる。
陰性症状(無関心・認知の低下)

★黒質-線条体ドパミン経路が阻害されると(  )がおこる。
錐体外路症状

★漏斗-下垂体ドパミン経路が阻害されると(  )がおこる。
高プロラクチン血症

★錐体外路症状による運動障害について、
パーキンソニズム(4徴候)
①(  )②(  )③(  )④(  )
①振戦
②固縮
③無動・寡動
④姿勢反射障害

循環について、
精神科の患者の中には(  )・(  )・(  )といった高血圧になる危険因子を含んだ生活が慢性化している。
喫煙  運動不足  肥満

抗精神病薬の副作用として、
体重増加、肥満といった代謝系への影響が出やすいことがわかっており、(  )のリスクが高い。
動脈硬化

呼吸について、
副作用により、顆粒球減少(白血球減少)が生じ、(  )を起こしやすい。
口腔の清潔が保てないと(  )のリスクが高くなる。
感染  誤嚥性肺炎


【5.睡眠】

不眠は精神疾患の発症に先駆けて見られることが多い。
睡眠時間だけでなく、(  )や(  )などの(  )の情報も必要。
満足感  熟眠感  睡眠の質

不眠症の種類には①(  )②(  )③(  )④(  )がある。
①入眠障害:なかなか寝付けない。
②中途覚醒:夜中に何度も目が覚める。
③早期覚醒:朝早くに目が覚める。
④熟眠障害:十分に眠っているにも関わらず、その実感が得られない。


【6.認知―知覚】

思考の障害について9つ。(  )
①観念奔逸:思考や観念が次々に連鎖し、結びつき、関連した話に飛ぶ。
②減裂思考:観念奔逸がひどくなり、支離滅裂の状態。言葉のつながりはない。
③思考途絶:話の途中で突然考えが途絶え、黙り込む。
④連合弛緩:話の結びつきがはっきりしなかったり、抜け落ちて話の理解が容易でない。
⑤作為体験:何者かにあやつられると感じる。
⑥思考化声:自分の考えが幻聴となって聞こえる。
⑦思考伝播:自分の考えが人に伝わってしまう。
⑧思考吹入:他者の考えが自分に吹き込まれる。スイニュウ
⑨思考奪取:考えを誰かに抜き取られてしまう。

妄想について大まかに①(  )②(  )③(  )がある。
被害妄想:他者からひどいことや危害を加えられている。
微小妄想:自分の能力、健康、財産、地位などを過小に評価する。
誇大妄想:自分の価値や存在を過大に評価する。

被害妄想について6つ。(  )
①関係妄想:周囲の人の言動や態度を自分に関連付けて考える。
②注察妄想:他者に見られ、監視されている。
③追跡妄想:誰かに跡を追われている。
④被毒妄想:毒を入れられている。
⑤物盗られ妄想:ものを盗まれる。
⑥嫉妬妄想:配偶者が浮気をしている。

★微小妄想について3つ。(  )
①貧困妄想:財産、金銭がなくなった。
②心気妄想:不治の病になった。
③罪業妄想:取り返しのつかない罪をおかした。
[うつの3大妄想]

誇大妄想について4つ。(  )
①血統妄想:天皇家や華族など高貴な出である。
②宗教妄想:自分は救世主だ。預言者だ。
③恋愛妄想:自分は求愛されている。
④発明妄想:画期的な発明。発見をした。

(  ):脳が解ける、背骨が虫に喰われているなどの身体的な奇妙な体感のこと。
体感幻覚

★薬の副作用として、
錐体外路症状
①パーキンソニズム
②(  )
③(  )
④(  )
①アカシジア:静座不能、下肢のムズムズ(ずっと足踏みしたりする)
②ジストニア:筋緊張の異常な亢進。舌、頸部、四肢にみられる筋肉の捻転やつっぱり。
③ジスキネジア:顔面などにみられる他覚的に無目的で不規則な不随意運動。不可逆的。(ずっともぐもぐしている)


【7.自己知覚―自己概念】

多くの患者が人に傷つけられたり、拒絶されたりした経験をもつ。 そのため自己に対する評価が(  )ことが多い。
低い


【8.役割―関係】

発達課題の達成状況を理解するために、
(  )の発達過程、
(  )の発達課題などを参考にする。
エリクソン  ハヴィガースト

★★コミュニケーションが成り立たない原因。
①(  )
②(  )
③(  )
④(  )
①精神症状で会話が成り立たない。
②抗精神病薬を長期服用しているため、呂律が回りにくく言葉が聞き取りにくい。
③会話に集中できない。
④考えがまとまらない。


【9.性―生殖】

(  )というホルモンはさまざまな制御を受けている。中でも(  )の制御を受けている。
プロラクチン  ドーパミン

抗精神病薬のドーパミン遮断作用により、プロラクチンの分泌抑制が解除され(  )となる。
高プロラクチン血症

女性では(  )の低下、男性では(  )の低下により骨粗鬆症となる。
エストロゲン  テストステロン


「患者―看護師関係」

【患者―看護師関係】

★★(  ):(  )の(  )との対人関係が治療の場面の中に再現されること。
陽性転位……依存・信頼・愛情・あこがれなど
陰性転位……不信・敵意・嫌悪・恐怖・非難・軽蔑など
転移  過去  重要な人物

(  ):治療スタッフが患者に向ける感情的な反応。
逆転移

共感すること自体に(  )的な意味がある。
自分が(  )されるという体験であり、対人的な安全感や安心感を増すことになる。
治療  理解

攻撃は(  )にとって受け入れがたい感情を他者へと(  )した結果である。
看護師は患者が感情を(  )で表現できるようにすることが大切。
自分自身  投影  言葉

拒絶・拒否という行動は、他者に対する(  )や(  )などから示される行動で(  )のひとつである。
恐怖感  不信感  自己主張

拒絶という行動の裏側には(  )・(  )・(  )・(  )などさまざまな感情が渦巻いている。
不安・非難・怒り・甘え

★(  ):自分の(  )を充足させるために(  )を利用することである。
言葉にできない(  )である行動をとることで、看護師の感情を揺さぶり伝えようとする。
素直に感情を表現することでは、相手に受け入れてもらえないという根強い(  )や(  )の存在。
操作  欲求  他者
感情
不信感  不安


【ペプロウの看護理論】

看護とは有意義で(  )な(  )のプロセスである。
看護とは(  )の成長を助ける教育的手立てであり(  )を促す力である。
byペプロウ
治療的  対人関係
パーソナリティ  成熟

ペプロウの患者―看護師関係の過程と局面
①(  )→②(  )→③(  )→④(  )
①方向付けの段階
②同一化の段階
③開拓利用の段階
④問題解決の段階

①方向づけの段階
患者は(  )を持っており、健康問題を解決し始める段階である。
切実なニード

②同一化の段階(求め)
患者が自分のニードの求めに応じてくれそうな信頼できる(  )を(  )反応する時期。
自分の健康問題に興味を示し、看護者と共に解決しようとする(  )。
看護者  選んで
準備段階

③開拓利用の段階(活用)
患者が自分に提供されるサービスを十分に(  )段階。
自分の健康問題を整理し、よりよい(  )の方向を目指す。
利用する  問題解決

④問題解決の段階(問題解決と別れ)
患者の健康問題が(  )され、独り立ちの力を強めていく。
病気が(  )のではなく、(  )患者の(  )が備わった段階。
解決  完全に治る  共存  成熟さ

信頼関係ができるのは(  )の段階である。
同一化の段階


「入院の意味」

【入院に至る理由】

★①(  ):本人の受診により、入院が必要と診断があり、本人が同意して入院すること。
任意入院

★②(  ):問題が大きくなって家族の手に負えず、受診、家族の同意で入院すること。
      ・(  )の診断が必要。
      ・精神保健福祉法 第(  )条
医療保護入院
精神保健指定医1名
33条

★③(  ):自殺企図などの緊急事態、警察や近所の人による通報等で直接入院。
      ・(  )の診断が必要。
      ・精神保健福祉法 第(  )条
措置入院
精神保健指定医2名
29条

④(  ):入院を必要とする状態であるが、任意入院の状態ではなく、保護者の同意も得られない場合。
     ・(  )の診断が必要。
     ・入院期間は(  )時間に制限される。
応急入院
精神保健指定医1名
72時間(3日)

★医療保護入院とは(  )が、「自傷他害の恐れはないものの精神障害の治療および保護のために入院が必要である」と判断した場合に、(  )の同意があれば、 本人が同意しなくても入院させることができるという制度のことである。
精神保健指定医  ★家族[昔は保護者だったが改訂された]


【入院治療の短所】

①現実的な(  )から離れてしまう。通常の人間関係が一気に狭まる。
社会生活

②(  )になる危険性。
施設症[自分で考えられず、与えられたものをするだけ]

③精神科入院に対する(  )・(  )負担:社会の偏見と患者本人の偏見。
精神的・経済的


【入院治療の長所】

①刺激の多い(  )から離れる。
現実

②日常生活の責任から解放され、(  )がとれる。
休養

③(  )と(  )が行える。
治療  ケア

④(  )を立て直せる。
生活リズム

⑤新しい(  )が持てる。
人間関係


【治療的環境をつくる】

精神療法:患者の心理状況に変化を引き起こすことによって環境への適応を促す。
環境療法:(  )のもつ患者への影響を(  )として、ときには(  )を変化させることによって患者の(  )を向上させようとするものである。
環境  治療的  環境自体  適応

施設病とは、
人は先の見えないままに(  )的・(  )的な状態に長く置かれると、自分の役割や位置を固定し、変化を望まなくなる。 そして、(  )が次第に失われ、病院慣れし(  )が困難になる。
受身的・依存的  個別性  社会復帰

施設症について、
症状:(  )症状と同じ。
①常同行為・常同姿勢
②(  )・(  )
③(  )の欠如
④受動性
⑤(  )の平板化
陰性
②無気力・無関心
③自発性の欠如
⑤感情の平板化

【治療環境の要件】
①(  ):恐怖がない。くつろげる環境・アットホーム。
病棟の安全保障感

②(  )の基地:無条件に受け入れてもらえるという不安。
安全

③(  )な環境
共感的

④(  )処遇:昼間、扉の開放。
開放


「双極性・単極性感情(気分)障害」

【躁状態の症状】

①(  )の肥大
自尊心:自分は何でもできるなどと気が大きくなる。

②(  )欲求の減少
睡眠:疲労を自覚出来ず、いつでも元気なまま過ごせる。

③(  ):一日中喋ったり電話をかけたりする。
多弁

④(  ):次から次へとアイディアが浮かんでくる。
観念奔逸

⑤(  ):気が散って一つのことに集中できない。
注意散漫

⑥(  )の増加
活動の増加:仕事などの活動が増加し、よく動く。

⑦(  )に熱中
快楽的活動:クレジットカードやお金を使いまくったり、性的逸脱行動に出る。

★薬物療法の副作用として、特に注意が必要なのは(  )。
初期症状:(  )・(  )・下痢・手のふるえ・めまい・言葉のもつれなど。
リチウム中毒 [薬物療法としてリチウムを用いる]
食欲不振  嘔気


【うつ状態の症状】

うつ状態の症状として、
Ⅰ.抑うつ(精神的な苦痛)
①(  )
②(  )
③(  )
④(  )
⑤(  )
①日内変動:朝の気分が悪い。
②焦燥感:イライラする、焦る、いたたまれなくなる。
③感情認識障害:感情が抑えきれない、または感情が沸いてこない。
④自殺念慮:死や自殺について考える。
⑤自殺企図:実際に自殺しようとする。

うつ状態の症状として、
Ⅱ.精神運動抑制(精神運動制止)
①(  )
②(  )
①無気力:何かしようという気になれない。
②仕事や家事に集中できない。

★うつ状態の症状として、
Ⅲ.思考と認知のゆがみ
①自責の念:なんでも自分が悪い、または他人からそう思われていると感じる。
★②(  )
★③(  )
★④(  )
②貧困妄想:自分は貧乏になったと思い込む。
③罪業妄想:悪いことの責任はすべて自分にあると思い込む。
④心気妄想:悪い病気にかかっていると思い込む。

うつ状態の症状として、
Ⅳ.身体症状
<睡眠について>
①(  )
②(  )
③(  )
④熟眠障害:眠りが浅い。
<その他>
⑤(  )
①早期覚醒:朝早く目が覚める。
②中途覚醒:途中で目が覚める。
③入眠困難:寝付けない。
⑤うつ病性昏迷:まったく動けず、意識も希薄となる。

抗うつ薬には(  )などがある。
セロトニンの再取り込みを阻害する。
SSRI

抗うつ薬について
効果:不安、焦燥感、緊張感、抑うつ気分、意欲低下の改善
副作用:抗コリン作用による、
①(  )②(  )③(  )④(  )
⑤(  )⑥(  )⑦(  )⑧(  )
①口渇
②排尿困難
③便秘
④眠気
⑤かすみ目
⑥めまい
⑦血圧低下
⑧心電図異常


【抑うつ状態の看護】

うつ病は元気になってきた頃に(  )しやすい。
自殺

【うつ病の看護】
①感情表現の観察
②(  )で、ゆっくりと患者と同じペースで話す。
小さめの声:元気すぎる看護師の声は心理的に負担となる。

③「死にたい」と訴えたときはつらい気持ちを受け止める。
④(  )たり、叱ったりしない。
励まし:励ますと罪悪感から自殺を企てることもある。

⑤できるだけ患者のそばにいる。
⑥ひもなどの自殺の危険が高いものを患者のそばに置かない。
⑦正確な与薬を行い、服薬管理をする。
⑧これまでよく頑張ってきたので、今はゆっくり休養するように伝える。
⑨憂鬱な気分は何日かすれば必ず良くなることを伝える。
⑩(  )を約束してもらう。
自殺しないこと

【問題1】
Aさんは「病気じゃないのだから帰る」と言って、病院を出ようとしたが、
診療の結果、夫の同意のもとで入院することになった。
Aさんの入院形態はなにか。
医療保護入院

【問題2】
Aさんは炭酸リチウムの内服治療が開始された。
服薬開始後に看護師が観察するべき副作用はなにか。
食欲不振など

【問題3】
「うつ状態はつらいけど、また躁状態になると思うとそれもつらいです。みんなに迷惑をかけてしまった」
と暗い表情で看護師に話しかけてきた。
看護師の声掛けで最も適切なのはどれか。
1.「一人の時間がもてるように個室に変えましょう」
2.「また、躁状態になるとは限りませんよ」
3.「うつ状態も躁状態もどちらもつらいのですね」
4.「どのような迷惑をかけたのですか」
3.「うつ状態も躁状態もどちらもつらいのですね」


「統合失調症の患者の看護」

【統合失調症の症状】

統合失調症の陽性症状5つ。(  )
①幻覚
②妄想
③拒絶
④興奮
⑤昏迷

統合失調症の陰性症状8つ。(  )
①自閉
②感情鈍麻
③自発性欠如
④思考の貧困
⑤疎通性の障害
⑥乏しい談話
⑦不十分な身だしなみ
⑧非社会的行動


【統合失調症の看護】

幻覚・妄想のある患者の話は(  )したり、(  )したりしないで、よく聴く。
肯定  否定

拒絶のある患者の看護として、
被毒妄想のある患者への食事介助をどうするか。
①時間をおく。
②看護師が食べる。
③新しいものを持ってくる。
……など。

【問題1】
看護師がAさんのベッドサイドに行くと、Aさんが壁に向かって「うるさい、あっちへ行け!」と硬い表情で話していた。 看護師が「Aさん、どうしましたか?」と尋ねたが、Aさんは壁に向かって話し続けている。
Aさんにみられる精神症状として考えられるのはどれか?
1.緘黙
2.独語
3.幻聴
4.カタレプシー
3.幻聴
緘黙:発語に関する器官の障害はないのにしゃべらない状態。
独語:相手の存在なしに1人でなされる会話。
幻聴:現実には発せられていない音や声などが聞こえるように感じるもの。
カタレプシー:受動的にとらされた姿勢を、通常では耐えられないような姿位であっても長時間続け、自分から変えようとしない。

【問題2】
Aさんに看護師が大きな声で「Aさん、どうしましたか?」と尋ねると、 はっとしたように看護師の方を向き「すみません、いやな声が聞こえてきたので」とつらそうな表情で話した。
看護師の対応で適切なのはどれか?
1.「何と言っているか、詳しく教えてください」
2.「私には聞こえませんが、Aさんには聞こえているのですね」
3.「私には聞こえませんから気のせいですよ」
4.「話している人はどんな人ですか?」
2.「私には聞こえませんが、Aさんには聞こえているのですね」

【問題3】
入院から50日が過ぎ、Aさんは精神症状も落ち着いて、 毎食後看護師から渡される薬も拒否することなく飲んでいる。 日中、病棟のベッド上で雑誌を読んだり、デイルームでテレビを見たり穏やかに過ごしている。 Aさんは最近「そろそろ退院したいです」と話すようになった。
退院に向けて最も優先されるのはどれか?
1.就労支援
2.病棟内レクリエーション
3.栄養指導
4.服薬自己管理の支援
4.服薬自己管理の支援
今はまだ、薬を看護師に管理してもらっている状態。自己管理できるように支援することが優先される。


「器質性精神病と症状精神病」

【器質性精神病】

(  )の器質的変化によっておこる精神障害を器質性精神病という。
原因として①感染②外傷③腫瘍④血管損傷⑤変性代謝性によるもの等がある。
基礎疾患として、髄膜炎、脳炎、脳血管障害、頭部外傷、脳腫瘍、パーキンソン病、アルツハイマー病、ピック病などがある。

認知症とは、
一度正常な水準まで達した知能が低下した状態をいう。
(  )低下:新しく物事を覚えこむ能力の低下。
(  )低下:場所や時間がわからない。
記銘力  見当識

認知症のタイプは
①(  )②(  )
③(  )などがある。
③はパーキンソン病・(  )などが特徴で物忘れは少ない。
①アルツハイマー型認知症 ②血管性認知症
③レビー小体型認知症
幻視

血管性認知症は脳卒中の発作がおこるたびに(  )に認知症の症状が進んでいく。
段階的

血管性認知症は(  )性に多く、中期では(  )などの症状が見られる。
男性  感情失禁

アルツハイマー型認知症は(  )性に多く、中期では(  )が多い、人格水準は(  )する。
女性  妄想・作話  低下

アルツハイマー病の患者に見られる主な妄想として(  )がある。
物盗られ妄想

見当識障害のみられる患者では、
①(  )→②(  )→③(  )
の順番について認識が曖昧になる。
①時間 ②場所 ③人


【症状精神病】

(  )以外の(  )を基礎とする脳の機能障害によって起こる精神障害をいう。
脳  身体疾患

基礎疾患として、
①(  )などの膠原病、
②(  )疾患、(  )疾患、心疾患、全身感染症
③(  )障害、(  )疾患
④(  )、(  )症候群。
⑤(  )による精神症状などがある。
①全身性エリテマトーデス
②肝疾患  腎疾患
③代謝栄養障害  内分泌障害
④人工透析  ICU・CCU症候群
⑤薬

★薬剤の副作用による精神症状として、
強心薬では(  )
ステロイド剤では(  )が生じる。
ジギタリスせん妄  ステロイド精神病


【アルコール依存症】

後期離脱症候群は、アルコール中断後(  )日で生じる。
症状:手指振戦・発汗・心悸亢進・てんかん発作など。
2~5日

(  ):普段の職業上の動作を繰り返すこと。
職業(作業)せん妄

離脱症状出現に対して、
徘徊や乱舞がみられる場合は行動抑制をする。
(  )の判断でベッドに抑制か保護室の使用をする。
精神保健指定医

アルコール幻覚症では(  )などの不快感や恐怖感を感じる幻覚症状が多く見られる。
小動物群幻覚

アルコール依存症患者では(  )妄想が顕著にみられることがある。
嫉妬妄想 [DVの原因となる]

アルコール依存症ではビタミン欠乏症を原因とする中枢神経系の障害である、 ウェルニッケ症候群[眼筋麻痺・歩行障害]やコルサコフ症候群がおこる。
コルサコフ症候群の症状の中心は(  )である。
また、(  )の障害がみられるようになってくる。
自分の異常を相手に悟られまいと(  )が目立ってくることもある。
逆行性健忘[昔のことも思い出せなくなる⇔認知症は昔のことは思い出せる]
見当識
作話行為


【薬物依存症】

断薬後しばらく経った後でも同じ神経症状が再燃することがある。これを(  )という。
フラッシュバック

【問題1】
65歳の男性、妻と会社員の娘の3人暮らし。 41年間、技術者として週末も休まず、働いていた会社を2年前に定年退職した。 退職と同時に社宅のアパートから庭付きの一軒家に引っ越した。 以前は付き合いで飲む程度だった酒を、退職後は朝から飲み続け、 一日中一人でテレビの前で過ごしている。 酒だけは自分で買いに行く。 3か月前にふらつくようになったので、 近所の内科医院を受診し、糖尿病と肝機能障害を指摘された。 断酒を勧められたが実行できずにいる。 見かねた妻とともに専門外来を受診し、 アルコール依存症と診断された。
問題を引き起こしている状況のアセスメントで大切なのはどれか?すべて選べ。
a.家族と向き合えない。
b.退職後の生きがいを見出せない。
c.老化を受容できない。
d.父親としての権威を失った。
a.家族と向き合えない。
b.退職後の生きがいを見出せない。
[c,dは事例からは読み取れない]

【問題2】
当面の間、アルコール依存症の治療を受けることになった。 妻は「夫にどう対応してよいかわからない」と言っている。 妻への助言で適切なのはどれか?その理由は?
a.お小遣いを渡さないほうがいいですよ。
b.家にある酒類はすべて捨てましょう。
c.自宅の庭の手入れを任せてみましょう。
d.娘さんから飲酒の害を伝えてもらいましょう。
c.自宅の庭の手入れを任せてみましょう。
[活動性の低下の改善、何らかの動機付けをする]
[dは専門医から説明してもらう。娘の負担も大きくなるので×]

【問題3】
患者と家族の支援プログラムで適切でないのはどれか?その理由は?
a.心理教育(家族グループ)
b.断酒会
c.デイケア
d.老人クラブ
d.老人クラブ
[アルコール依存症の支援プログラムではない]


「神経症患者の看護」

【不安障害】

不安障害とは通常は危険ではないような特定の状況や対象によって不安が誘発され、 めまい、動悸、呼吸困難、胸内苦悶を訴え、その場にうずくまるように倒れる。
また、遭遇するのではないかという(  )から回避行動が生じる。
予期不安

パニック障害は動悸、息切れ、めまいなどの自律神経症状と空間認知による強い不安感に襲われる。
(  )を伴うことが多い。
広場恐怖


【恐怖症】

恐怖症の看護では、
不安の程度や恐怖の対象を明らかにし、それが(  )にどの程度影響しているかを知る。
日常生活


【強迫性障害】

強迫性障害は強迫観念と強迫行為からなる。
強迫性障害の看護では症状の変化の観察が重要。
脅迫行為は患者が(  )に対処している行為で、禁止すると増強するので、 患者との関係ができていない段階では無理に制止しない。
不安


【身体表現性障害】

身体表現性障害では、
異常が無ければ、身体的訴えに関わりすぎない。 関わりすぎると(  )を強めることにつながる。
疾病利得

【事例問題】
Aさん(23歳女性)は一流商社の総合職をしている。 大学ではトップの成績だったが、就職してからは思うように自分を発揮できなかった。 1週間前、Aさんは担当していた会議の途中で耳が聞こえないと訴え、 会議を中断して内科を受診。 その後、いくつかの検査を行ったが、聴覚の異常に対して診断がつくような結果がでなかったため、 精神科を紹介され、本日母親に付き添われて受診した。

【問題1】
母親から「自宅に1人でいるときは耳が聞こえているようなのです」との情報があった。 また、Aさんの身体症状に関する訴えは耳の聞こえにくさに限定されている。
Aさんの状態から最も考えられるのはどれか?
1.転換性障害
2.身体化障害
3.適応障害
4.パ-ソナリティ障害
1.転換性障害
[患者が解決できない葛藤や欲求を身体の症状に置き換えて表現している。
2.はさまざまな身体症状を繰り返す。
3.は環境に適切に対応したり、感情コントロールできない障害]

【問題2】
母親は「病気のふりをしているだけなのではないでしょうか?」と質問した。
母親に対しての看護師の適切な対応はどれか。
1.「心配はありません」
2.「まだ、安心はできません」
3.「病気のふりをしているのではありません」
4.「病気のふりをしていると感じているのですね」
4.「病気のふりをしていると感じているのですね」
[母親がAさんを疑っているかは定かではない。まずは不安を受け止めることが重要]

【問題3】
Aさんはしばらく入院して治療を行うことになった。
Aさんの治療として適切なのはどれか。
1.電気痙攣療法
2.精神療法
3.レクリエーション療法
4.薬物療法
5.社会生活技能訓練(SST)
2.精神療法
4.薬物療法
[①は重度のうつ。
③は協力や自己表現のリハビリ。
⑤は自立した社会生活を支援。]


「パーソナリティ(人格)障害」


(  )……社会への適応を著しく困難にしていたり、精神病理学的な症状によって本人が苦しんでいるような、 人格状態に陥っている人をいう。
パーソナリティ(人格)障害

(  )……分裂、理想化とこき下ろし、投影的同一視、 攻撃欲求と対象渇望、(  )などを特徴とし、 安定した人間関係を築くことができない。 自己統制の欠如と衝動性を特徴とする。
境界性パーソナリティ(人格)障害  見捨てられ抑うつ

★上記の特徴として、以下がある。
①他者を振り回す(  )
②関係性を急変させる
③情緒不安定
④攻撃性と批判
⑤行動化
対人操作

(  ):自分が認めたくないような不快な感覚や感情を他人のせいにして、 自分の不安を軽減したり、精神的緊張を楽にしようとする規制。
投影

行動化について、
抑圧された本能や葛藤が言語的な記憶になることへの抵抗(不安・苦痛・深いの危険を感じる)が働くため、 (  )の代わりに、(  )で(  )を行う。
言語  行動  自己表現

抑圧されたエネルギの開放として、
①(  )②(  )③(  )④(  )⑤(  )⑥(  )
などがみられる。
①暴力
②自傷行為
③自殺企図
④性的逸脱
⑤薬物依存
⑥乱費

境界性人格障害患者の看護として以下がある。
①治療、看護構造の安定化をはかる。
②患者とスタッフの転移感情を注視する。
③看護者が患者にとって対象恒常性獲得の力になり得ること。
④医療とチームが患者の治療、看護に十分機能しているか必要に応じて検証する。


(  ):患者が過去、特に幼児期に重要な対象であった人物との体験のなかで体験していた感情を あたかも治療のなかで、治療者に対して感じる感情として再体験すること。
転移

(  ):治療者の側に未解決な心理的問題があった場合、 治療場面において、治療者が患者に対して転移を起こしてしまうこと。
逆転移

患者が爪切りを持っている。回収しないといけない。
「先生は自分で爪切りを持っていてもいいのよと言ったのよ」
主治医は不在。このときの対応。
「先生に確認がとれるまで、こちらでお預かりします」


「てんかん患者の看護」

【大発作】

(  )けいれん:呼吸停止とチアノーゼが数10秒間続く。
強直性[ギューーーーーー]

(  )けいれん:関節の屈曲伸展運動を示す時期が数10秒から1分続く。
間代性[ガタガタガタガタ]

突然、全身の筋肉が強直して倒れ意識を失い、
上記2種類のけいれんが連続しておこる発作を(  )という。
大発作

【大発作時の看護[発作開始時]】
①倒れている場所の安全確認。
②呼吸が楽になるように身体を締め付けるものを緩める。
③危険物の除去。
④他患を遠ざける。


【大発作時の看護[痙攣中]】
①(  )を強く押し上げるようにして固定し、顎関節脱臼を予防する。
下顎

②下を噛むことはないので、無理に口腔内にガーゼやタオルを挿入しない。
③捻挫や脱臼を防ぐために、(  )部位を(  )支持する程度に押さえる。
膝関節  軽く

【大発作時の看護[痙攣終了時]】
①患者の頭を(  )に向け、唾液の誤飲や咳込みを予防し(  )を確保する。
横  気道

②(  )回復状態を注意深く観察する。
呼吸

③発作時の転倒による外傷の有無を確認し、傷がある場合はその処置を行う。
【大発作時の看護[発作後]】
①一見、意識が回復しているようにみえて動き始めるが、 外界の認知はできてきても、広く的確に把握することができない。 いわゆる寝ぼけたような状態になることがる。(  )
もうろう状態

②発作後しばらく(  )を保持し、(  )の防止につとめる。
安静  事故


【てんかん患者の日常生活の支援】

①(  )と(  )を促す。
服薬  受診

副作用:(  )、ふらつき、動作緩慢、貧血、発疹。
眠気

②発作の誘因を除去する。
a:(  )の摂りすぎ、(  )の多い食事。
水分  塩分

b:(  )の飲みすぎ、過度の(  )
アルコール  運動

c:(  )、排便時の努責による過呼吸
便秘

d:(  )の欠乏:多く含む食品=バナナ・魚
ビタミンB6

e:心理的(  )
ストレス

f:身体的(  )
疲労

③日常生活行動の制限
スポーツ、作業中、(  )、(  )、(  )や(  )などの歩行中に発作をおこすと危険である。
入浴  調理  階段  高所


【てんかんによる性格変化】

てんかんによる性格変化はてんかん患者の50%に見られるといわれる。
几帳面で融通がきかない。
執拗で回りくどい性格。
(  )性格
爆発性性格。
→時間をかけて、じっくり聴く。
粘着性  [クレッチマーの性格分類]

【事例】


「小児期の精神障害」

【精神遅滞児の看護】

ADHD(注意欠如・多動性障害)とは、
(  )・(  )・(  )を特徴とする行動の障害で、軽度発達障害の一つである。
不注意  多動  衝動性

不注意について、
集中できず注意力が散漫となることで、(  )や(  )をおこしやすい。(  )につながる行動に注意。
けが  事故  危険


【自閉症児の看護】

★自閉症の3つの障害
①(  )の障害:対人、社会面で適切で相互的な関係をつくることが困難。
②(  )の障害:相手との相互的な意思疎通をはかることが困難。
③(  )の障害:思考や行動の柔軟性の発達が未熟で、こだわりが強い。
①社会性の障害
②コミュニケーションの障害
③イマジネーションの障害

(  ):まるで他人が存在しないかのような振る舞いをする社会性の障害。
孤立群


【摂食障害患児の看護】

<神経性無食欲症の身体面>
頭部:頭髪の抜け毛
皮膚:皮膚の(  )、黄染、(  )の増加
手 :手背に(  )
骨筋:四肢の冷感、筋力の低下、骨粗鬆症
口腔:耳下腺の腫脹、(  )の損傷
循環:不整脈、心拍数の異常、(  )、低血圧
消化:腎機能障害、(  )
生殖:(  )
皮膚:乾燥  産毛
手 :傷やたこ
口腔:歯
循環:貧血
消化:便秘
生殖:無月経


「司法精神看護」※教科書にはない

【医療観察法】

『(  )法律』
心神喪失又は心身耗弱の状態で、重大な他害行為を行った人に対して、適切な医療を提供し、社会復帰を促進することを目的とした制度。
心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律(医療観察法)

入院処遇においては対象者1名に対して、医師・看護師・精神保健福祉士・臨床心理技術者・作業療法士が固定した6名の(  )として、入院から退院までの治療を行う。
他職種チーム(MDT)

【3段階の治療ステージ分類】
①(  )期ステージ:12週以内に次のステージに移行。
②(  )期ステージ:通算48週以内に次のステージに移行。
③(  )期ステージ:通算72週以内に退院。
標準的な入院期間の目標は18か月以内。上限は決まっていない。
①急性期 ②回復期 ③社会復帰期


「安全を守る」

【安全な環境】

患者自身はもとより、他患やスタッフの安全も守る。同時に患者の(  )に配慮する。
人権

精神科でのリスクとして
①自然災害や火災
②感染症・転倒・誤薬
③(  )のリスク
④(  )のリスク
自殺  暴力


【行動制限】

(  )法36条
精神病院の管理者はその(  )や(  )に欠くことのできない限度において、 その(  )について必要(  )を加えることができる。
精神保健福祉法
医療  保健  行動  制限

ただし(  )の発受の制限、(  )・(  )その他の人権擁護に関する行政機関の職員ならびに患者の代理人である弁護士との(  )・(  )の制限はできない。
信書  都道府県・法務局  電話・面会

電話について、
閉鎖病棟内であっても、患者が自由に利用できる公衆電話を設置し、
①(  )
②(  )
……の(  )を掲げる。
①都道府県精神保健主管部局
②地方法務局人権擁護主管部局
……の電話番号を掲げる。

隔離について、要否の判断は意思が行う。看護師の判断で行ってはならない。
12時間以上の隔離は(  )が行う。
精神保健指定医

隔離中は(  )分おきに観察を行う。
15~30分

隔離室へは原則として(  )名以上のスタッフで入室する。

身体拘束をする場合は(  )に観察する・
常時(5~15分ごと)

身体拘束でおこる主な二次障害
①(  )②(  )③(  )④(  )
窒息・誤嚥性肺炎・ストレス性胃潰瘍・イレウス・筋委縮・関節拘縮・尿路感染
①循環障害
②褥瘡
③肺動脈血栓塞栓症(エコノミークラス症候群)
④神経障害

上記④について、
上肢の拘束では(  )をおこしやすく、(  )となる。
橈骨神経麻痺  下垂手


【肺動脈血栓塞栓症の予防】

①(  )補給。
②(  )・(  )・(  )の観察。
③(  )状態の観察。
④下肢の(  )や(  )。
⑤(  )や間欠式空気圧迫法。
①水分補給
②発赤・腫脹・疼痛
③呼吸状態の観察
④運動やマッサージ
⑤弾性ストッキング


「緊急事態に対処する」

【自殺・暴力・無断離院】

1998年から2011年、自殺は(  )人を超え続けていた。
3万人

2020年に11年ぶりに(  )。
増加

(  )性に多い。約2.5倍。
男性

2020年は(  )歳代が最も多い。
40歳代

(  )歳代では死因の第一位である。
20~30歳代

自殺の動機1位は(  )。
健康問題

2006年(  )法。
自殺対策基本法

入院中の自殺の手段
1位:(  )
2位:(  )
1位:縊首(イシュ)
2位:投身

【無断離院の予防】
①入院の必要性の説明。
②患者の訴えに耳を傾ける。
③(  )などの観察。
服装や髪型

【誤薬の対策】
①(  )が与薬
②確認は(  )
③5R(  )
④(  )が準備した薬剤は処方箋で確認
①担当ナースが与薬(責任の明確化)
②確認は声出し・指差し
③5R(正しい患者・薬剤・量・時間・方法)
④他の看護師が準備した薬剤は処方箋で確認

【転倒・転落の対策】
①(  )②(  )③(  )④(  )⑤(  )⑥(  )
①危険性の説明
②環境整備(コード類・水濡れ)
③ベッド調整(端座位で足が届く・ベッド柵)
④すべらない靴・ズボンの長さ・歩行器や車いすは身体にあっているか。
⑤排泄関係
⑥自力移動防止


「ケアの前提」

【相手を知る】

相手を知るとは、その人の(  )や人柄、生き方や(  )を知ること。
人柄  価値観

生活史(生育歴)・家族背景を9つ答える。
①出生地 ②家庭環境 ③成績 ④友人関係
⑤結婚 ⑥離婚 ⑦妊娠 ⑧学歴 ⑨職歴

生育歴を(  )、(  )の発達理論や(  )の発達課題と結び付けて考えることで対象者への理解を深めることが出来る。
フロイト  エリクソン  ハヴィガースト


【ケアの原則】

①人としての尊厳を尊重する
・患者の(  )を尊重する。
 患者の意見を聞く。説明して納得してもらう。
・患者の(  )を守る。
・(  )を守る。
自律性  ペース  守秘義務

②互いの境界を守る。
・(  )を守る。
パーソナルスペース

③現実検討する
・空想の世界でエネルギーを使っている患者に対して、(  )なレベルで関わる。
現実的

④応答性を保つ
・必ず(  )を返す。
反応


【非言語的コミュニケーション】

非言語的コミュニケーション5つ答える。
①外観(物質)……衣服、髪型、持ち物、装飾品、家具
②音声……声のトーンやピッチ、あー、えー、咳払い、笑い声
③動作……姿勢、表情、ジェスチャー、うなずき、目を合わせる
④タッチ……握手、叩く、おさえる
⑤距離・位置


【座る位置】

並行に座る(  )
・関係がとれていないとき
・直接相手を見なくていい
・一緒にいる感じ

45度(  )
・初対面

90度(  )
・少し関係ができたとき
・相談にのるとき
・顔を見ること、視線を外すことも自然に行える。

対面(  )
・正式な話をするとき
・説得するとき
・指導するとき


【ケアの方法】

①そばにいること
(  )の共有
②遊ぶこととユーモア
③話をすること、聞くこと
時間

離れた方がいい沈黙は(  )や(  )されているとき。
拒絶  無視

相手の言ったことを(  )している沈黙や、自分の(  )に深く入り込み(  )ときの沈黙は離れなくてよい。
吟味  内面  振り返っている


「関係をアセスメントする」

【プロセスレコード】

(  )によって考察され、(  )や(  )らによって洗練されていった。
ペプロウ  オーランド  ウィーデンバック

(  )は「熟慮して行う動作にとって描くことのできないものは看護者の(  )と(  )である」と述べている。
ウィーデンバック  思考  感情

プロセスレコードは患者―看護師関係を振り返り、看護師の(  )技術の向上のため、また看護師の(  )のために用いる。
コミュニケーション  自己洞察

学生がプロセスレコードを学習する目的
1.(  )によるコミュニケーションについて理解を深める。
2.(  )によらないコミュニケーションについて理解を深める。
3.(  )を分析する技能を高める。
4.自己の関わりを振り返り、(  )や(  )を明らかにする。
ことば  ことば  相互作用  自己の持つ問題  患者に対する思い


【プロセスレコードの記述方法】

①この場面をとりたいと思った(  )を書く。
動機

②その時を思い起こし(  )で書く。
ありのままの言葉

③その時を思い起こし、その時の(  )をありのまま自分の言葉で書く。
感情

④(  )を追って順番に書く。番号をつける。
時間


【各欄の書き方】

『患者様の言動・状況』
患者の(  )・(  )・(  )・(  )・(  )・(  )など学生が観察し、感じ取ったことを発言内容を変えずに書く。
無言のときは「・・・」(10秒)で表現する。
発言・動作・表情・反応・周囲の状況・身体の位置

『分析・考察』
学生の(  )・(  )・(  )・(  )したことに対し、プロセスレコードを記録してみて、自己の分析・考察を書く。
看護内容・発言・判断・観察

(  )の言動に対するアセスメントではなく、自分が患者の感情や反応をどう捉えたか。
患者

(  )を分析・考察するのではなく要所、要所に(  )の解釈をするとよい。
場面全体  相互作用


「チームのダイナミクス」

【カンファレンス】

医師、看護師、ソーシャルワーカー、薬剤師、作業療養士、臨床心理士、精神保健福祉士など、それぞれの職業や人による(  )の違いが利点にも問題にもなる。
価値観

【カンファレンスの効果】
①学生同士の(  )が深まり、グループとしての(  )が高まる。
信頼関係  凝集性

②実習のグループメンバーとの集団相互作用を通して(  )や(  )を深める。
自己理解  他者理解

③(  )な看護の在り方を検討する。
個別的

④チームの一員としての役割を認識することを通して自己の(  )を深める。
看護観

【カンファレンスに参加する心構え】
①まずは(  )をよく聴きましょう。
相手の話

②思い切って自分の考えや感じたことを(  )や(  )・(  )を話してみましょう。
体験  考え・感じたこと

③お互いに自分の考えや感じたことを(  )し合ましょう。
④カンファレンスは参加者みんなでつくっていくものだという意識を持ちましょう。
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【回復を助ける】

コミュニケーションの種類
(  ):自己中心的な考え方、自分の意見を優先。相手の話を聞こうとしない。
(  ):自身が無く本位でなくても相手の主張を聞き入れるのでストレスを感じやすい。
(  ):相手の気持ちや受け止め方に配慮しながら自分の考え方や主張を相手に伝える。
アグレッシブ  ノンアサーティブ  アサーティブ[誠実・素直・対等・自己責任]

コミュニケーションの種類
(  ):「何しよったん?もう知らんよ」
(  ):何も言わず、指導を始めるが、イライラは持っている。
(  ):「15分待ったよ。何かあったと心配した。遅れるときは電話してね。」
アグレッシブ  ノンアサーティブ  アサーティブ

(  )は認知行動療法の一つであり、4~12名程度の集団で構成される。おもにコミュニケーションを要する日常の出来事に対して、ロールプレイを用いて練習する。
SST



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