老年看護学演習

「高齢者の食事・食生活を支える看護」


摂食・嚥下のプロセスは、
①(  )→②(  )→③(  )→④(  )→⑤(  )
①先行期:飲食物の形や量、質などを認識する。
②準備期:食塊をつくる。
③口腔期:舌を使って食塊を咽頭へ送り込む。
④咽頭期:食塊を咽頭から食道の入口へ送る。
⑤食道期:食塊を食道から胃へ送る。

摂食嚥下障害の原因には(  )などがある。
①脳血管障害
②認知症
③神経・筋疾患
④頭頚部がん
⑤廃用症候群などによる筋力低下など

★★誤嚥の種類
(  ):食事中などで誤嚥をした際に、咳反射がおこりムセが生じる。
(  ):誤嚥をしてもムセがないもので、睡眠中などに胃食道逆流により起こりやすくなる。
①顕性誤嚥
②不顕性誤嚥

★★摂食嚥下ケア(摂食嚥下機能評価・間接訓練・食事介助など)を行う前に行うべきこと。
①(  )
②(  )
③(  )
①全身状態・覚醒度の確認
②姿勢調整
③口腔ケア

摂食嚥下機能評価には以下がある。
①(  )②(  )③(  )④(  )
①反復唾液嚥下テスト(RSST)
②改訂水飲みテスト(MWST)
③フードテスト(FT)
④頚部聴診法

★★嚥下を促す間接訓練には以下がある。
①(  )
②(  )
③(  )
④(  )
①唾液マッサージ
②口腔周囲筋のマッサージ
③嚥下体操
④アイスマッサージ(寒冷刺激法)[咽頭・喉頭の刺激]

姿勢の調整として、
①椅子に深く腰をかける。
②テーブルは肘の高さくらいにする。
③足底は床にしっかりつける。
④(  )になるくらいの椅子の高さにする。
⑤(  )にする。
座るのが難しい場合は状態に合わせて、上半身を(  )の高さにする。
④膝が90度
⑤頚部前屈位
30~60°

★★直接訓練には以下がある。
①空嚥下
②複数回嚥下
③交互嚥下
④うなづき嚥下
⑤(  )
⑥(  )
⑤一側嚥下……健側を下にして、顔だけ患側を向く。
⑥頚部回旋(横向き嚥下)
咽頭通過に左右差がある場合に、健側を通過させ、咽頭残留を防ぐ。
嚥下前に通過の悪い側へ頚部を回旋させ、健側の咽頭を広げる。
嚥下後の咽頭残留を除去する場合は残留側と反対側に頚部を回旋させて嚥下する。

経管栄養時の口腔ケアは(  )に行う。
食前(食後に口腔ケアを行うと咽頭反射で逆流するリスクがある)

仮性球麻痺による開口困難な患者には(  )を刺激すると開口が促進される。
Kポイント

義歯の(  )には汚れが残りやすい。
クラスプ

(  ):脳卒中の神経学的重症度を客観的に評価するスケール。
意識レベルを3つの項目で評価する。
覚醒の有無。質問に回答できるか。命令に正確に反応できるか。
NIHSS


「高齢者の排泄を整える看護」


排尿誘導の方法
①(  ):尿意を自覚できる可能性のある人に対して尿意の確認やトイレの誘導を行い、成功した場合にしっかり褒めることで行動を強化する。
排尿自覚刺激行動療法

②(  ):本人の生活習慣、食事やアクティビティなどの行動前後など習慣化しやすいタイミングでトイレに誘導する。
習慣化排尿誘導

③(  ):一定の時間間隔、例えば2時間毎など設定してトイレに誘導する。
定時排尿誘導

上部尿路:(  )
下部尿路:(  )
下部尿路は(  )機能と(  )機能を持つ。
上部尿路:腎臓→尿管
下部尿路:膀胱→尿道
畜尿機能と排尿機能

★(  ):尿を溜めておくことが難しいことでみられる症状。
畜尿症状

★(  ):排尿時にみられる症状。
排尿症状

★(  ):排尿が終了した直後に見られる症状。
排尿後症状

畜尿症状に関して5つ答えよ(  )
①昼間頻尿
②夜間頻尿
③尿意切迫感
④切迫性尿失禁:我慢できずに漏れる。
⑤腹圧性尿失禁:咳やくしゃみで腹圧がかかった際に漏れる。

排尿症状に関して6つ答えよ(  )
①尿勢低下
②尿線途絶
③尿線分割
④腹圧排尿:いきまないと出ない。
⑤排尿遅延
⑥終末滴下

排尿後症状に関して2つ答えよ(  )
①残尿感
②排尿後尿滴下

(  ):過活動膀胱のスコア。
OABSS

(  ):排便の性状に関するスケール。
ブリストル便性状スケール

便秘の種類について、
①(  ):大腸の形態的変化を伴う便秘。
     大腸腫瘍や炎症、瘢痕、癒着などによる通過障害。
②(  ):排便反射の減弱、腸管運動機能の低下など。
     脳血管疾患、認知症、パーキンソン病など活動性の低下。
①器質性便秘
②機能性便秘

直腸内で貯留した大きく硬い便塊が、直腸内から排出困難となる状態を(  )という。
嵌入便

【下剤の種類】
①(  ):便の水分量を増やして便を軟化させる。
②(  ):大腸・腸粘膜に直接作用して蠕動運動と分泌を亢進。即効性がある。
①機械的下剤[酸化マグネシウム(塩類下剤)]
②刺激性下剤[アントラキノン系(センナ・アローゼン・プルゼニド)習慣性あり/ジフェニルメタン系(ラキソベロン・ビサコジル)習慣性少ない]

下痢について、
(  ):高齢者では特に、下剤の使用、経腸栄養剤などにより起こる下痢。
食品温度や速度を微調整する。
体温のコントロールを行う。
浸透圧性下痢

【便失禁について】
①(  ):便意がなく、気が付かないうちに漏れてしまうこと。直腸の感受性や内肛門括約筋の筋力低下している高齢者に多い。
漏出性便失禁

②(  ):便意を感じても我慢しきれずに便が漏れること。
切迫性便失禁

③(  ):漏出性、切迫性、療法の症状がある状態。
混合性便失禁

④(  ):認知機能障害や運動機能低下により、排便動作ができずに漏れてしまうこと。
機能性便失禁


「高齢者の清潔を整える看護」


高齢者に生じやすい清潔に関する健康課題として皮膚障害がある。
①(  )②(  )③(  )④(  )⑤(  )
①乾燥とかゆみ
②浸軟(シンナン)
③菲薄(ヒハク)
④褥瘡
⑤足白癬・爪白癬

清潔動作の観察時の視点
①(  )②(  )③(  )④(  )
①自発性
②動作の安全性
③動作の自立性
④満足感の実感

★冬季に起こりやすい(  )を防ぐため、脱衣室と浴室は(  )℃前後に温める。
 夏季は脱水が生じないように換気をお子おなう。
ヒートショック  26℃

入浴後はすぐに水分を拭き取る。このとき(  )とする。
こすらず、押さえ拭き


「高齢者の基本動作を支える看護」


片麻痺のある高齢者の車椅子移乗動作
車椅子は健側・頭側でベッドとの角度が(  )になる位置に設置し、 ブレーキをかけ、フットレストが上がっていることを確認する。
20~30度

★人工股関節全置換術後の患者ケアで注意したい動き=(  )。
内転・内旋・過屈曲(90°以上)

介助者と声を掛け合いタイミングを合わせて(  )が生じないよう側臥位にする。
体幹と下腿のねじれ

コルセットは(  )から2~3横指覆う位置に合わせ、(  )のベルトからしっかり締める。
上前腸骨棘  下から2番目[下の2本はしっかり締める]

【起こりやすい事故】
車椅子移乗の介助中(  )に下腿が当たり、皮膚剥離した。
フットレスト

食事誘導の再、車椅子移動介助し(  )と手掌を挟み、両手背を裂傷した。
テーブル


「看護過程」


アプローチの種類
①(  ):介護施設の看護過程。「QOLを高める」「機能低下をしない」
②(  ):入院・治療を受けている患者の看護過程。
①目標志向型思考
②問題解決思考型



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