健康教育論

「公衆衛生看護にもとめられる機能と技術」

【公衆衛生看護における機能と技術】

保健師助産師看護師法において、
保健師とは、厚生労働大臣の免許を受けて、保健師の名称を用いて(  )に従事することを業とする者をいう。
保健指導
[ただし業務独占ではない]

保健師の機能6つ(  )
①実態調査(地域診断)機能
②計画策定と評価機能
③相談・支援機能[←―保健指導・健康教育]
④教育・普及啓発機能[←―保健指導・健康教育]
⑤調整・ネットワーク機能
⑥システム化・施策化機能

公衆衛生看護について、
対象:個人・家族、(  )
何をするか:健康を支援する。
そのために求められるもの:
①対人支援技術
②健康教育技術
③地域アセスメント力
④住民の組織化する力
⑤産業保健や福祉、地域医療・在宅看護との連携
地域・社会


「公衆衛生看護の基盤となる理論が理解できる」

【保健行動論と保健指導で活用できる理論】

★★キャスルKaslとコブCobbによる保健行動の分類。
①(  )
②(  )
③(  )
①予防的保健行動
[健康を自覚している人が病気予防や早期発見のために行う行動]
②病気対処行動
[症状があり、病気ではないかと感じている人が自分の健康状態を知って治療法を探すための行動]
③病者役割行動
[症状があり、病気であると思っている人が、回復するために行う行動]

[国試]
キャスルとコブによる保健行動の3分類に基づく病気対処行動はどれか。
①禁煙する。
②がん検診を受ける。
③家族に体調不良を相談する。
④スイミングスクールに通う。
③家族に体調不良を相談する。
[①②④は予防的行動である]

がん検診/家族に体調不良を相談する/予防接種
病院を受診する/自覚して行動を制限して回復やリハビリにつなげる
喫煙/医学的な処置を受け入れる/生活環境改善/食事改善/運動
キャスルKaslとコブCobbによる分類に基づき分類せよ。
がん検診①/家族に体調不良を相談する②/予防接種①
病院を受診する②/自覚して行動を制限して回復やリハビリにつなげる③
喫煙①/医学的な処置を受け入れる③/生活環境改善①/食事改善①/運動①

①予防的保健行動
がん検診/予防接種/生活環境改善/喫煙/食事改善/運動
②病気対処行動
病院を受診する/家族に体調不良を相談する
③病者役割行動
医学的な処置を受け入れる/自覚して行動を制限して回復やリハビリにつなげる

★コルベKolbeによる保健行動の分類
①(  )②(  )③(  )
①ウェルネス行動
[もっと健康になろうとして行う活動]
②危険感知行動
[健康だと思っている人が、疾患の早期発見や予防のために行う活動]
③セルフケア行動
[病気に罹っていると思っている人が、その改善に向けて行う活動。
他者に依存しない。日常業務がおろそかになることはない。]
※キャスルとコブの病者役割行動は他者に依存し、日常業務も多少おろそかになる。

★宗像(ムナカタ)の分類
①(  )②(  )③(  )④(  )
①健康増進行動
[スポールクラブで週2回エアロビクスをする/過労にならないよう休養する]
②予防的保健行動
[がん予防のために禁煙する/肝臓病を予防するため節度のある飲酒にする]
③病気回避行動
[仕事が多忙で少し体調がすぐれないので、休日に十分な睡眠をとり静養する]
④病気対処行動
[医師の指示通りに食事は減塩食にしている]

[国試]
仕事が忙しく少し体調が優れないので、休日に十分な睡眠をとり静養した。この行動は健康段階別保健行動のどれか。
①健康増進行動
②予防的保健行動
③病気回避行動
④病気対処行動
③病気回避行動

★行動変容の基盤となる理論について、レヴィンLewinの3段階理論。
①(  )②(  )③(  )
①解凍
[従来からの生活習慣ややり方、価値観、固定観念から決別する]
②変化
[変わりたいという動機をもつことにより、新しい常識・価値観へと移行する段階]
③再凍結
[学習内容が実践として定着し、習慣化する]

★★個人に着目した保健行動理論として、
KAPモデル/KABモデル
①(  )→②(  )→③(  )
①知識
②態度
③行動

しかし、KAPモデル/KABモデルが成り立たない要因も多い。
喫煙は健康によくないとわかっていても、喫煙しようという態度を持たない人がいる。
この課題を克服する理論として(  )がある。
ヘルスビリーフモデル(保健信念モデル)

ヘルスビリーフモデルは健康の促進要因として(  )と(  )を挙げる。
脅威の認識[まずいという危機感を感じること]
メリットとデメリットのバランス

★ヘルスビリーフモデルのコンストラクト(構成要素)
①(  )②(  )③(  )④(  )⑤(  )
①認知された脆弱性
[病気にかかる可能性がある]
②認知された重大性
[病気になれば重大な結果を引き起こすと思っている]
③認知された利益
[必要な保健行動をとれば重大な結果にならない]
④認知された障害
[行動をとるための障害]
⑤認知された自己効力感
[その行動をとれると自分で信じている]

何らかのきっかけがあったとき、行動をとりやすくなる。
人は利益と障害をはかりにかけて判断をする。

[国試]
Aさん(54歳、女性)。会社で実施した特定健康診査の結果、特定保健指導の積極的支援の対象者として、 保健指導の予約を入れるように会社の健康管理の担当者から連絡を受けた。 Aさんは「保健指導を受けると、今までの食事の見直しを指導されるかもしれないが、病気を防いで健康に暮らすことができる」と考えた。 Aさんの考えはヘルス・ビリーフ・モデルにおける構成要素のどれか。
①疾病の重大さの自覚
②予防行動の利益の自覚
③疾病にかかる可能性の自覚
④必要な行動をうまく実行できる確信の自覚
②予防行動の利益の自覚

KAPモデル/KABモデル、ヘルスビリーフモデルの他に、
保健行動理論として、合理的行為理論がある。
人はある行動を起こす前に何のためにそれをするのかという(  )を持つ。
意図

意図は(  )と(  )によって決まる。
態度:ある行動をとるとそれに見合った望ましい結果=健康がおこると信じる行動信念。
主観的規範:他人の思いにかなった行動を実行するだけの動機がどれだけあるか規範信念。

計画的行動理論
人の行動は行動意図によって決まる。行動意図に影響を及ぼす3要因。
①(  )②(  )③(  )
①行動信念
[行動に対する気持ち]
②規範信念
[周りからの期待に対する気持ち]
③コントロール信念
[行動に必要な技術や資源を持っていると思うこと]

これらが意図に影響を及ぼし、行動へ繋がる。

★変化ステージ理論について、
①(  )②(  )③(  )④(  )⑤(  )
①無関心期:6か月以内に行動をおこす意思がない。
②関心期:6か月以内に行動をとる意思がある。
③準備期:1か月以内に行動をおこす意図がある。
④実行期:持続が6か月未満。
⑤維持期:6か月以上続いている。

★変化ステージ理論は汎理論的モデルであり、
個々の(  )を用いることで、効果的に行動変容を促すことができる。
ステージ間の移動は(  )とは限らない。
ステージに合った介入方法
一方向[後戻りすることもある(螺旋モデル)]

ステージアップのために各ステージで働きかける方法。
無関心期:(  )
行動変容の必要性を自覚してもらうための情報提供。 病気や健康行動に対する対象者の考えや気持ちを表出してもらう。

関心期:(  )
動機付けと行動変容に対する自身をより強くもってもらう。
行動を変えることに対して、何が障害になっているのか話し合う。

準備期:(  )
行動計画を立てる。

実行期:(  )
行動変容の決意が揺らがないようフォローする。
褒美・セルフモニタリング・社会的支援

維持期:(  )
再発予防のための問題を解決する。
社会的・環境的支援・セルフモニタリング・ソーシャルサポート

[国試]
変化ステージ理論について正しいのはどれか。
①対象者の行動変容の段階に合った保健指導に有用である。
②糖尿病に対する行動変化の研究から見出された。
③解凍、変化、再凍結の3段階がある。
④ステージは後戻りしない。
①対象者の行動変容の段階に合った保健指導に有用である。

×②喫煙から見出された。
×③解凍、変化、再凍結はレヴィンの3段階[行動変容の基盤となる理論]
×④後戻りすることもある。螺旋モデル。

★自己効力感(セルフエフィカシー)とは、
目的とする(  )を得るために(  )をうまく実行できる(  )である。
結果  必要な行動  確信

★自己効力感の強さは、(  )を起こす態度や意図に大きく影響する。
自己効力感を高める要因
①過去の制御体験
②代理体験
③社会的説得
④情動換起
行動

[国試]
健康教育に関する理論で保健行動に対する個人の心理に着目しているのはどれか。
①アドボカシー
②ヘルスリテラシー
③ヘルス・ビリーフ・モデル
④プリシード・フレームワーク
③ヘルス・ビリーフ・モデル
[社会心理学による保健行動のモデル。
専門家の客観的な事象ではなく、個人の主観的な疾病の受け止めや保健行動の負担感と有益性をはかりにかけた合理的判断]

×①権利擁護
×②健康のために情報にアクセスし、理解し、活用する個人の能力を決定する個人の認知社会的スキル。
×④目標をQOLにおき、本人のやる気をおこす。

【健康行動の分類】
1.キャスルKaslとコブCobbの分類
2.コルベKolbeの分類
3.宗像の分類
1.①予防的保健行動②病気対処行動③病者役割行動
2.①ウェルネス行動②危険感知行動③セルフケア行動
3.①健康増進行動②予防的保健行動③病気回避行動④病気対処行動

【健康行動の基盤となる理論】
1.場の理論
2.レヴィンLewinの3段階理論
1.環境の変化と個人の欲求の相互作用により特定の行動がおこる。
2.①解凍②変化③再凍結

【保健行動理論】
1.KAPモデル/KABモデル
2.ヘルスビリーフモデル
3.計画的行為理論
4.変化ステージ理論
1.①知識②態度③行動
2.①脆弱性②重大性③利益④障害⑤自己効力感
3.①行動信念②規範信念③コントロール信念
4.①無関心期②関心期③準備期④実行期⑤維持期


「公衆衛生看護における保健指導の基本が理解できる」

【対人支援の基本】

対人支援の目的。
①(  )
②生きる力の獲得。エンパワメント。
③セルフケア能力の向上、自己決定。
④動機付け、自己効力感の向上、自己変容。
地域全体、組織の“健康状態”と“QOL”の向上

【対人支援活動の過程と特徴】
①対象者の把握・選定、優先順位の決定。
②情報収集・アセスメント。
③支援計画の立案。
④支援の実施、記録。
⑤モニタリング。
⑥評価。

①対象者の把握・選定、優先順位の決定について、
・相談者は誰か。
・困りごとは何か。
・支援対象者・家族から直接相談を受けられるようにする。
第三者からの相談は、本人か家族に保健師に相談するよう促してもらう。
(  )の了解を得て、その人と(  )に訪問する。
本人、家族に相談ニーズがない場合は(  )など世帯に繋がりのある人につないでもらう。
つなぎ役の人  一緒に
民生委員

★保健師は連携の要。(  )機能を発揮する。
対人支援を出発点として地域アセスメントを行い、地域活動へ反映させる。
マネジメント[組織に成果を挙げさせるための道具・機能・機関(ドラッカー)]

カウンセリング技法[問題把握]
①(  )②(  )③(  )④(  )⑤(  )⑥(  )
①受容
②支持・共感[それは本当に大変でしたね。]
③傾聴
④繰り返し[~ということなのですね]
⑤明確化
⑥間の沈黙の共有[沈黙も1つの言葉であり自己洞察の時間]

コーチング技法[目標の明確化]
Step1:(  )
Step2:(  )
Step3:(  )
Step4:(  )
Step5:(  )
Step1:目標を決める。現状を知る。
Step2:障害を知る。強みを知る。
Step3:戦略を練る。
Step4:サポートする。
Step5:行動を促す。


【健康相談の方法・支援者の基本姿勢】

健康相談とは、保健指導の技術(看護技術・相談技術・教育技術)を駆使して実施する(  )である。
個別支援

★保健師は相談を通して、相談者の悩みと生活を共感的に受け止めていくことを基本に、
専門的な立場から技術や知識を駆使して、教育的に働きかけ(  )が問題を解決していくよう継続的支援を行う。
相談者自ら

★健康相談の対象
①乳幼児から高齢者まで(  )にある人。
②健康な人からターミナル期にある(  )の人々。
③問題を抱える本人や家族だけでなく、近隣の人は民生委員など、当事者を(  )幅広い人たち。
①あらゆるライフステージ
②さまざまな健康レベル
③取り巻く

健康相談の方法
①(  )②(  )③(  )④(  )
①面接 ②電話 ③文書 ④ICT(テレビ電話)

【健康相談の展開方法】
①信頼関係を築く。
②情報把握とアセスメント。
③相談者の気持ち・意思の確認。
④問題解決のための援助。
⑤記録。
⑥評価。
⑦事後のフォローアップ。
⑧地域活動への展開。

★信頼関係の築き方について、
相談者が(  )して話せる関係を築く。
(  )できる存在として、相談者から受け入れてもらえることが必要。
初回相談では、相談者は不安や迷いを持っている。
①相談者の話に対する(  )は避け、ありのままを受け止める。
②(  )は守られていることを伝える。
③保健師はどのような支援をするものか(  )や(  )を簡単に伝えておく。
安心  信頼
①批判
②秘密
③役割  機能

★地域の活動への展開も重要となる。
地域のなかで共通した相談内容は地域の問題となる。
地域診断を通して特定し、(  )や(  )、(  )に反映させていく。
地域活動  保健事業  保健施策

★支援者の基本姿勢について
①(  )②(  )③(  )④(  )
①非審判的態度[相談者の行動や考えについて善悪の判断をしない]
②相談者の強みへの着目
③自己決定を支えること
④守秘義務を守る[専門職間の情報交換において、相談者の同意を得る]

(  ):文章の表記や表示方法を工夫することで、その人の心理に働きかけ、行動を行動科学的に変えていくことができるというもの。
ナッジ理論

★健康診査時の保健指導では健康的な習慣を継続するよう動機づける機会である。
対象者の健康状態や日常の生活の様子を(  )確認できるようにする。
①対象者が不安や疑問を表出できるように促す。
②対象者が生活上の問題を明らかにしていくよう働きかける。
③対象者が心がけている生活の工夫や努力を支持。
対象者とともに

★集団指導について、
乳幼児:育児上の不安、疑問の相談の場があることを(  )する。
成人期以降:(  )機会として重要。
紹介
自分自身の心身の状態と生活の仕方を見直す

★個別指導について、
(  )が必要な場合に実施する。
保健師は子供の心身の状態や生活習慣だけでなく、
家族の育児に関する協力体制や問題解決力についても情報収集に努める。
個々の状態にあわせた支援

★健康診査後の保健指導について、
健康診査の(  )をもとに一人ひとりの(  )に合わせた(  )な生活習慣の改善策を一緒に考え、 適切な健康管理ができるよう(  )ていく。
健康診査の結果をもとに一人ひとりのライフスタイルに合わせた具体的な生活習慣の改善策を一緒に考え、 適切な健康管理ができるよう動機付けていく。

★健康診査後の保健指導について、
乳幼児の要経過観察の場合、
保護者が不要な不安を抱かないように(  )や(  )などを助言する。
問題が解消するまで継続的に実施する。
日常生活上の留意点  観察内容

要精密健診の場合は(  )を確認する。
精密検査を受診したか


【特定健康診査・特定保健指導】

★★特定健康診査・特定保健指導について、
根拠法:(  )
高齢者の医療の確保に関する法律

★特定健康診査・特定保健指導の実施主体:(  )
医療保険者

★特定健康診査・特定保健指導の対象:(  )
40歳以上75歳未満の加入者

★特定健康診査は(  )に着目し、(  )を改善していくための特定保健指導に結びつける。
メタボリックシンドローム  生活習慣病(糖尿病や高血圧など)

特定健康診査での基本的な検査項目
①(  )
②(  )
③(  )
④理学的検査(身体診察)
⑤検尿(糖尿、尿蛋白)
⑥血液検査(中性脂肪、HDL/LDLコレステロール、空腹時血糖、HbA1c、AST、ALT、γ-GTP)
①質問票(服薬歴、喫煙歴など)
②身体計測(身長、体重、BMI、腹囲)
③血圧測定

特定保健指導
薬物治療を受けている場合、特定保健指導の(  )。
対象外

特定保健指導の対象として、
胸囲[男性:85cm/女性:90cm]以上または[BMI:25]以上
 +
①空腹時血糖[100mg/dl]以上
②中性脂肪[150mg/dl]以上
③収縮期血圧[130mmHg]以上または拡張期血圧[85mmHg]以上
(④喫煙歴あり)
2つ以上当てはまれば積極的支援レベル。
(  )歳以上は「積極的支援」レベルに該当しても「(  )」を実施。
65歳以上  動機付け支援

特定健康診査の結果、
生活習慣病の発症リスクの高い人に対し、 対象者が自らの(  )を認識し、生活改善のための取り組みを(  )・(  )にできるよう、 医師・保健師・管理栄養士などが(  )にサポートする。
健康状態  主体的・継続的  積極的

★支援期間と内容について
動機付け支援:(  )
積極的支援 :(  )
動機付け支援:原則1回
[行動計画を策定し、3ヵ月後に面接・電子メール・電話・手紙・FAXなどを用いて生活改善状況を評価]
積極的支援 :3ヵ月以上(継続的にサポート)
[自主的かつ継続的に行えるよう定期的・継続的に介入し支援する。3ヵ月後に生活改善状況を評価]


【ICTを用いた保健指導】

保健師の支援ツールとしてICTも活用する。
多くの教材の中から比喩用に応じて自由に情報を入手できる。
個人の状況、(  )に合わせた健康教育ができる。
ニーズ

★デジタル情報の特性
①(  )②(  )③(  )④(  )⑤(  )⑥(  )
①残存性:使っても変化したり、無くなったりしない。
②複製:簡単にコピーできる。
③伝搬性:人々に広まりやすい。
④受信者の存在:予期せぬ第三者が受け取る可能性がある。
⑤意図の介在:意図をもって作られ、受信され、利用される。
⑥価値の個別性:受信者によって、その価値は異なる。

★ICTを利用する際の注意点
【情報を発信する際の注意点】
①(  )②(  )③(  )
①個人情報は記載しない。
②多種多様な考えを持った人が存在することを理解する。
③写真の映り込みによる他者のプライバシーの侵害や、位置情報により場所が特定されることに注意。

【情報を受診する際の注意点】
①(  )②(  )
①情報をうのみにしない。
②ほかの方法で情報の信頼性を吟味する。


「健康教育の一連の展開過程が理解できる」

【健康教育の展開】

★★プリシード-プロシードモデルの概略。
②③④を答えよ。
②準備因子
③強化因子
④実現因子

「タバコをやめたい」と思う人は男女とも6割以上いることがわかった。 プリシード-プロシードモデルの要因はどれか。
準備要因

【プリシード-プロシードモデルの段階】
第1段階:(  )
社会アセスメント

第2段階:(  )
疫学アセスメント

第3段階:(  )
教育/エコロジカルアセスメント

第4段階:(  )
運営・政策アセスメントと介入調整

第5段階:(  )
実施

★★第6段階:(  )
プロセス評価

★★第7段階:(  )
影響評価

★★第8段階:(  )
成果評価

WHOによる健康教育の定義。
健康教育とは、個人やコミュニティの健康を導くような、 知識の向上や生活技術の開発といった(  )の改善をねらったある種のコミュニケーションである。
ヘルスリテラシー

健康教育とは、
健康を改善するための活動をするのに必要な(  )・(  )・(  )を育てること。
意図的に計画された健康に関する教育活動である。
動機・技術・自信(セルフエフィカシー)

★健康教育の目的
学習者個人に対して①(  )②(  )③(  )を求めること。
①知識の習得と理解
②態度の変容
③行動の変容

★★目標設定の仕方
R:(  )
U:(  )
M:(  )
B:(  )
A:(  )
R:現実的であること
U:理解可能であること
M:測定可能であること
B:行動的であること
A:達成可能であること

★一般目標:期待される効果。
     (  )/(  )/(  )に分類して記述。
行動目標:学習者の問題解決に関わる態度や行動。
     誰が/どの程度/どんな行動で/いつまでに/望ましい結果
認知領域(知的技術)/情意領域(態度)/精神運動領域(技術)

健康教育の対象は、すべての健康レベルの人々である。
健康教育は、
①健康な人がさらに(  )を目指す。
②(  )のための知識や技術を習得する。
③(  )をもっている人が健康の回復や療養のために学習する。
①健康増進
②予防
③健康問題

健康教育のテーマ:(  )した問題に結びついた人々の(  )に対応できるもの。
生活に密着  切実な要求


【健康教育の技術】

健康教育は、教養者が、学習者の(  )に合わせた方法を用いて教育し、学習を支援する。
ヘルスリテラシー

学習には(  )が不可欠。
動機付け

教育とは、学習を成立するために特別に高齢され順序だてられた情報伝達であり、 学習者が何かを学ぶようにするために学習者に対して(  )に働きかけること。
積極的

★健康教育のタイプ
①問題解決学習:学習者の(  )を尊重する。
②系統学習:基礎的な内容から順序だてて、知識や技能を獲得させる。
③協同学習:相互作用的に問題の解決を目指す。
主体性


【健康教育の方法】

【個別健康教育】
家庭訪問/健康相談/電話相談/健診後の保健指導

【集団健康教育】
①小集団の場合
(  )/(  )/(  )
②大集団の場合
(  )/(  )/(  )/(  )
①小集団の場合
グループワーク / 会議 / ワークショップ
②大集団の場合
講演会 / フォーラム / シンポジウム / パネルディスカッション

★★【グループワーク(小集団活動)】について、
テーマに関心を持つ人々が集まり、協同学習を行う活動方法。
メンバー同士の話し合いを中心に、地区踏査や演習などを組み合わせて行う。
人数は12~13人程度が望ましい。
メンバー間で司会・記録などの役割を分担する。
保健師は(  )を支援する技術が求められる。
①(  )②(  )③(  )④(  )
話し合いの展開
①参加者が自由に発言できるよう配慮する。
②話の要点を明確にする。
③例を挙げて話し合いを進める。
④話の内容をまとめる。

オブザーバー:(  )の立場で、参加者の意見を(  )に観察する。
必要時には情報提供や発現を行う。
第三者  公平

★【ワークショップ】について、
参加者の主体性を重視した(  )の講座。
欠点:参加者により成功率が左右される。
対策:客観的な立場で場を調整する(  )の存在。
体験型
ファシリテーター(フォローしたり軌道修正したりする)

★【会議】について、
特定のテーマについて協議するために開催される。
主催者:
①会議の目標を明確にする。
②出席者に議題を連絡しておく。
③配布資料の準備。
④席は出席者が(  )ような配置に準備する。
互いに見える

★【講演会】について、
一度に多くの人へ情報を伝えることができる。
参加者はテーマに沿って新しい情報や知見を得ることができる。
欠点:一方的なコミュニケーション、効果は参加者個々によってさまざま。
対策:視聴覚教材を効果的に用いる。参加者へクイズや質問をして(  )型の講演にする。
参加型

★【フォーラム】について、
ある問題について(  )の演者をたて、それぞれの立場の意見を述べる。
賛成と反対と中立

★【シンポジウム】について、
決められたテーマにそって数人の異なった立場の専門家が専門的な(  )する方法。
話題を提供する [話題提供者のことをシンポジストと呼ぶ]

★【パネルディスカッション】について、
異なる立場や見解をもつ討論者(  )が議論する形式をとり、(  )も参加して意見交換や質疑応答が行われる。
その場で一定の結論を導き出すことが求められる。
パネリスト  聴衆

★★健康教育における教育方法の選択。
学習目標に適した教育方法を選択し、効果的に組み合わせて行う。
【認知領域(知的技術)】
①(  )
②(  )
③(  )
【情意領域(態度)】
①(  )
【精神運動領域(技術)】
①技術のデモンストレーション
②(  )
③(  )
【認知領域(知的技術)】
①視聴覚教材
②講義
③討論
【情意領域(態度)】
①話し合い
【精神運動領域(技術)】
①技術のデモンストレーション
②実習
③演習

★★【講義】について、
1人の講師が学習者に対して講義をしていく。
(  )の習得に有効。
欠点:一方的になりやすい。
効果的な進め方
①講義に(  )などを組み合わせる。
②(  )型の講義。
③学習者の(  )に合わせた内容、表現。
④ビデオやスライド、図表など(  )からの情報を活用する。
知識・情報の習得
①話し合いや演習
②参加体験
③ヘルスリテラシー
④視覚

★★【実習】について、
(  )の習得に有効。
効果的な進め方
①使用物品や手順を十分に吟味して準備する。
②デモンストレーションでは技術の手順や方法を明瞭に示す。
③実習では学習者が十分な体験をできるように配慮する。
[人形を使った沐浴実習など]
技術

★【実験・演習】について、
(  )を理解するためにおこなう。
学習者は直接体験することを通じて、学び、理解を深めることができる。
[手指の細菌培養検査/食事のカロリー計算など]
理論や生理現象・自然現象

★【地区踏査・調査】について、
(  )の情報を把握し、問題の状況を明らかにするために行う。
[車椅子が使用できる施設や道路の状況調査からマップを作成]
地域

【話し合いによる学習方法】について、
健康教育では学習内容、対象に合わせて、話し合いの方法を(  )て活用する。
組み合わせて

★【思考と共有(think-pair-share)】について、
他者の意見と対比しながら(  )を明確にしていく方法。
参加者は積極的に思考することが求められる。
参加者は仲間からの支援によって自身が持てるようになる。
参加者はペアになって互いの考えを話し合う→全体に報告(発表)し共有する。
自分の考え

★【(  )】について、
ブレーンストーミングで最初に行われる方法。
参加者は一人の意見に左右されることがない。
他の参加者の意見に刺激されて思考を深めることができる。
1.参加者はグループに分かれて輪になって座る。
2.与えられた問題や質問に対して考えた答えを話し、メモ用紙に記録する。
3.隣に座っている参加者にメモ用紙を渡していく。
※批判・否定は禁止。
ラウンドテーブル

★【(  )】について、
学習資源の共有による共同学習。
1.参加者に①~④番の番号を振る。
2.各参加者は自己学習で情報を集めて分析を行う。
3.同じ課題を与えられたものがグループになり情報交換を行う。
4.課題ごとに一人のエキスパートが存在するように新しいグループをつくる。
5.情報共有しながら課題について理解を深める。
6.各グループが全体に報告する。新しい知見の確認。
ジグソー

★【(  )】について、
あるテーマについて賛成側と反対側に分かれて討論する形式。
1.相手のグループに事例を示し、問題点を話し合う。
2.立場を逆にして、反対の立場に対して最善の検討を行う。
3.立場から離れ、問題を客観的に話し合い、2つの立場の最も良い点を統合し、どちらの意見に賛成するか決める。
求められること:(  )と(  )
ディベート
クリティカルシンキングと問題分析

★【(  )】について、
参加者同士での話し合い。
6人でグループをつくり、6分間話し合い、意見や質問を出し結果を全体に報告する。(6-6法)
多数の参加者の意見をまとめやすく、集会などでの討議に効果的。
バズセッション

★【教育媒体(教材)】
人は具体的な経験から学ぶことが多い。
すべての事象を直接経験することはできない。
体験を抽象化することで、学習(概念化)につなげる。
公衆衛生看護における健康教育の教材は、
対象の(  )と(  )にあった教材を精選する。
既存の教材を分析し、必要時は加工、新しく開発する。
ニーズ  ヘルスリテラシー

レイアウトの4原則
①(  )②(  )③(  )④(  )
①強弱
②整列
③反復
④近接

【教育媒体(ポスター)作成のポイント】
①(  )②(  )③(  )
①目的や伝えたい情報を明確にする。
②ターゲットを絞る。
③キャッチコピーとメインビジュアルで興味を引く。

【人目をひきつけるポスター作製のコツ】
①(  )②(  )③(  )④(  )
①目の動きに配慮する。
②写真は鮮明なものを選ぶ。
③シンメトリーを意識したデザインにする。
④ジャンプ率(イラストや文字の大きさの比率)を意識する。



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