web漫画レビュー――『むしずがあるく』


2013/09/10


今回紹介するのは、
新都社の異才!

エログロ注意です!!
※同じくらい私のgdgdとした文章にも注意です!


『むしずがあるく』
を連載中、
ぐんざん先生です!

前回同様、
作者様の漫画の全体的な紹介が中心になりますが、ご了承下さい。



※むしずがあるく「⑤ご」更新時点での感想となります。



【ジャンル】
人外エロ、ファンタジー

【内容】
旅をするゆるふわ漫画。
スカトロ注意のエログロ漫画。



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さて、ぐんざん先生。
↓こんな人です。


これが嘘か本当か分からないレベルの
マジキチ作家です。



以前リョナ漫画紹介で、
つくすん先生の『妖精で遊ぼう』を紹介しましたが、
『妖精で遊ぼう』が、純粋に妖精を傷つけることを目的とした、
“綺麗なリョナ”であるのに対し、
ぐんざん先生は、
奇形・スカトロ重視の“汚いリョナ”を描くのが得意です。


汚いと言っても、悪い意味では無く、
あんまり過激な画像は載せられませんが、
かなり軽いところで、

こんな感じです。
(黒塗りの部分は私が塗りつぶしました)

軽いところでこれですから、
きついところがどれだけきついか分かりますね。


画像は『むしずがあるく』のシーンなのですが、
R-18な行動に対して、

「いやらしくないかなあ」
「そんなのは場所によって変わるもんさ」


という台詞回しがほのぼのとしてて良いですよね。


腕が6本もあって、
皮膚が硬い殻に覆われているという、
本来気持ち悪いハズである女の子が非常に可愛く見えます。





ストーリーは独特すぎて理解不能なものが多いですが、
文章力はある作家さんで、
漫画自体は読みやすい
です。

文芸新都の
『はーちゃんたちの外殻』
http://neetsha.jp/inside/comic.php?id=13939
を読むとわかりますが、
人に文章を通してものを伝えることは、
かなり得意な人ですので、
「どうせ読めたもんじゃないんだろう」とか、
決してそんなことはないので、
そこは勘違いしないで欲しいです。

よく本を読まれる方で、色々な知識も備わっています。

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個人的にオススメなのは、
『★死活問題★』
http://www.geocities.jp/notitel_swf/Dead_or_Alive/index.html

3話で綺麗にまとまっていますし、
普通に面白い。


ぐんざんという作者が、
どういった人なのかがわかる漫画です。

ぐんざん作品は未完のものも多いですし、
どれから読めばいいのか分からない!
……という方は、この作品から読んでみるのがいいかと思います。


奇抜な発想、
意味は分からなくも、
分かりやすい漫画構成に引き付けられると思います。

まあ、
好みの分かれる漫画
ではあると思うので、
決してオススメは出来ません。
私は好きです。

エログロが苦手な方は気分を害する恐れがあるので、
絶対に閲覧しないで下さい。


ただし、『★死活問題★』は、
他のぐんざん作品に比べて、
グロ描写がライトな方ではあるので、
ある程度のグロ耐性はあるが、ぐんざん漫画に耐えられるか分からない方は、
ここから入ってみることを推奨します。



もしも気に入ったようであれば、
リンクは貼りませんが、
『★超絶ぐんざん★』もどうぞ。

恐らく、ぐんざん作品の中で一番グロテスクな漫画です。



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さて、
ここまでの紹介で、ぐんざん先生を、
単なる頭のおかしい人……と思われた方もいるかも知れませんが、
そういう訳ではありません。


まともな漫画も描ける方です。

『さっちゃんになれない』
http://neetsha.jp/inside/comic.php?id=14776

若干、
“まともな漫画”
のハードルが下がってきている気がしないでも無いですが、

特に18禁に相当するエログロ描写も存在しませんし、
ぐんざん先生ブランド関係無く、
自信を持ってオススメ出来る漫画です。

投げっぱなしエンドなのが残念ですが、
見てて(本当に)癒される、
暖かい漫画です。



上で紹介した漫画の後に読んでみると、
ぐんざん先生のイメージが180度変わります。

ぐんざん先生の広い才能を感じますね。
案外まともな人なのかも知れません。


『さっちゃんになれない』に関しては、本当にオススメです。
ぐんざん先生はえぐいのばっかで苦手だー
という方も是非。



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殺伐としたストーリー力以外でも、
画力に関しても、
新都社トップを争う実力を持っている
先生なのではないかと思います。

グロのインパクトに隠れていますが、
あおりの構図を使って排泄シーンを描いたりと、
描きたい絵を描きたいように描けるだけの画力を持ち合わせています。


そしてお見せしたいのがこの絵。


本気で、可愛い。

昆虫っぽいグロさを持ちつつも、
なんと可愛らしい。
色のタッチも素敵。

上手すぎる。
以前にも似たことを言いましたが、
ファンタジーな生物を、ここまでリアルにかつ可愛く描けるのは凄い。

グロさと可愛さを兼ね備えたイラスト。
グロ可愛いです。


本気でぐんざん先生は天才なんだと実感します。


グロくて受け付けないー。
……という方が無理をして読む必要はないですが、
グロ耐性はあるよという方は、
是非、ぐんざん作品に触れてみて欲しいです。







ちなみに、
ぐんざん先生は裏サンデー第2回トーナメントに漫画を投稿したらしいですが、
商業漫画で活躍するぐんざん先生を見てみたいと思うのは私だけではないはず。