リョナゲー紹介――『死に逝く君、館に芽吹く憎悪』


2016/9/1



リョナゲー紹介20作目は商業系PCゲームから、
『死に逝く君、館に芽吹く憎悪』

というゲームの紹介です。

※グリョナ成分高めとなっております。グロ注意です。

製作は“バグシステム”様。
原画家は“るび様”様になります。

OP主題歌は“電気式華憐音楽集団”様の『館廻り』

めちゃくちゃカッコいいです。

ゲームのDLはコチラから!



『死に逝く君、館に芽吹く憎悪』
略称は“にくにく”。
ダウンロード版“DMM独占販売”なこの作品。
ゲームジャンルは『血と涙と暴力と拷問と虐殺と愛と感動の物語ADV』となっており、
いわゆる、ビジュアルノベル系作品です。
ADVはエロゲーの定番ジャンルではありますが、
リョナゲー紹介では初めて紹介するジャンルになります。

ほぼ一本道なノベル形式なので、文章を読むのが苦手という方には辛いかも知れないですが、
リョナゲー紹介20作品目に相応しい、最高水準なリョナゲームになっているので、
文章をすべてスキップしてギャラリーのシーン回収するだけでも、十分満足できる作品になっています。


がっつり商業エロゲーとして作られているだけあって、
私がいつも紹介しているゲームと比較して、
エロ要素が高いです。

…………が、

それ以上にグロ要素も極めて高く、
本格的に“グリョナ”をメインに売り出している作品と言えます。



小さな女の子でも問答無用で、
チェーンソーのようなものでお尻から頭まで真っ二つにされてしまいます。


「やっと自由になれる!」と安堵していた状態から、
突然身動きの取れない状態にされ、足元からは“のこぎり”が出現。
スカートがのこぎりの回転による風圧でひらひらとはためき、
それは次第とスカートの中へ直接風を送り込まれる感覚に変わっていきます。
のこぎりがぐちゃぐちゃに肉を切り裂いていく音が周囲に響くと同時に、
白色だったスカートは真っ赤に染まります。
赤色はじわじわと腹部から胸部……やがて脳みそへと到達し――――。
……というようなリョナシーン。
勿論、リョナCGの差分はしっかり用意されています。
(ルート分岐によってはさらにエゲつない仕打ちも沢山……!)


これまで私は様々なリョナゲーを紹介してきましたが、
間違いなくこの作品が拷問及びグロ描写に関して1番の力が入っているリョナゲームです。
肉体的にも精神的にも女の子たちを必要以上に痛めつけていきます。

「死にたくないっ!死にたくないっ!死にたくないっ!」
そんな女の子の恐怖心が丁寧に描写されていて、
なおかつ台詞は全てフルボイスで再生されます。

フルボイスと言えば、
主人公の声優は“あかしゆき”様が担当されていますが、
よく喉を駄目にせずに最後までやり遂げたなという程、尋常じゃない声量の生々しい悲鳴の数々。
叫びにならない絶叫や、漏れ出るような呻き声、嘔吐音まで徹底に。

猟奇ボイスが完全収録されていることも、このゲームの魅力として挙げられます。
再生時間で換算しても、リョナシーンだけで数時間と、
並みの音声作品とは比べ物にならない程に膨大なボリュームとバリエーションが用意されているので、
女の子が苦しむ声が好きな方にはかなりオススメ出来ます。
リョナ音声作品としてもここまでクオリティの高い作品は初めて見ました。


例えば、同じ「…………っ!」というような台詞でも、
場面に合わせた演技が素晴らしいです。

台詞を聞き逃してしまったり、もう一度聞きたい台詞があったりする場合は、
バックログから簡単にボイスを再生することが出来ます。


この辺りはさすが商業系ゲームと言ったところで、
UIがかなりしっかりしています。

ちなみに初期設定では、
クリック時のボイスカット(メッセージ送り時にボイスが停止するようにする設定)
ONになっているので、音声好きな方はここをOFFにしておくのがオススメです。
こういったかゆいところまで手が届く、
細かい仕様の利便性もオススメ出来る理由の1つです。


圧倒的なボリュームと作り込みに惚れ惚れします。



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さて、
この『死に逝く君、館に芽吹く憎悪』というゲーム。


(喉を潰されたあげくナイフでめった刺しにされたり、銃で撃ち抜かれたり。 煮えたぎる湯船の真上に手を縛られたまま吊り下げられたり、心臓や肺を引きずり出され踏みつぶされたり。 空中から落下させられたり。丸焦げになるまで電気を浴びせられたり……………………)
――とにかく残酷で、血と内臓が飛び散るようなシーンが多いですが、


こんな感じで、グログロしいながらも、
絵柄的に生々しすぎるということはなく、
血や内臓が綺麗にデフォルメされて描写されているので、
嫌悪感なくリョナシーンを見れるのではないかと思います。


8割が血みどろグリョナ中心の作風ではありますが、中には、
スカトロちっくな内容のリョナが数種類用意されていたり、
エロ要素の強いシーンが用意されていたりするので、
グロに耐性が無い方でも楽しめる…………かも知れません。

結構な人数の女の子たちが、うんこを食べさせられたりします。


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ゲームとしての、
ストーリーの方ですが、
凄く面白い……とまではいかないものの、
それなりには面白いです。

文章がしっかりしていて、心理描写が丁寧なので、
特に話が動いていないシーンでも、
テキストを読むだけでぞくぞく出来る仕上がりです。

突如、人間の上位種族が現れ、人間が殺されまくる世界で、
とある変わり者の上位種族の男に捕まってしまった女の子のストーリーですが、
物語のファンタジー感はあまり強くありません。

絶望的な環境におかれた女の子たちの心理描写をしたり、
現実にはありえないような悲惨な殺し方をするために、
ファンタジー要素を入れている
ような印象が強いです。


女の子を残酷に殺すための設定からなる、
女の子を残酷に殺すための物語ではありますが、
中にはほのぼのとした展開や、
少し感動させられる展開も用意されています。

グリョナとストーリーの組み合わせが上手くマッチしていて、
少しドキっとしてしまうシーンがあったり、
グロいからこそ、ぐっとくるシーンがあったりと、
なかなか勉強になります。


また、伏線や叙述トリックのようなものを仕組まれているので、
設定が徐々に明かされていくにつれて、
そういうことだったのかと驚きも感じさせられる作品です。
色々と推理しながら楽しむのが面白いと思います。

中盤~終盤にかけての流れはかなり好みでした。



個人的な感想になりますが、
初めて作品情報を見た際に、
衣装の雰囲気があからさまに萌え萌えしているように思えたので、
少し敬遠していました。
実際にやってみるとそういう違和感は無く、
むしろ衣装に製作者様のこだわりすら感じました。

主人公は設定で強制的にあの服を着せられているので、
そういった背景があったことも違和感が無くなった要因かも知れないです。

ちなみに主人公の立ち絵衣装は夏服と冬服で2種類あります。
クリア後のギャラリーで確認出来たりします。



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ほんの少しだけ、
『死に逝く君、館に芽吹く憎悪』攻略情報。


エンディング後に解放されるギャラリーモードを見れば分かりますが、
凌辱シーンは、全部で27種類ほどあります。

25枚目までのシーン回収は非常に簡単です。
……というのも、このゲームでは複雑なルート分岐がありません。
いずれの選択肢を選んでも同じ本筋である“共通ルート”に戻る仕組みになっているので、
選択肢がある場合は、とりあえずセーブしてから適当にどれか好きなものを選んでみて、
共通ルートに戻った(美亜ちゃんが目を覚ましたのち次の章へ移動した)際に、
選択肢前のセーブデータをロードして他の選択肢を潰していくのが良いと思われます。
セーブすることを忘れた場合でも、UIから前の選択肢に戻ることも出来るので安心です。

ただし最後の2枚が問題で、
こちらは隠しエンディングの内容になるのですが、
隠しエンディングを見るには、少しフラグ管理が必要になってきます。


登場する女の子たち3人を館の外へ逃がし、とあるエンディングを迎える
――――これが条件です。



自力で探すのが面倒な方向けに、以下に選択肢をまとめておきました。




1.眠っている男を殺害する

2.夏花とともに逃げる

3.自分を食べればいいと言う

4.心々乃を止める

5.この部屋に残る

6.メイドを信用する

7.客人の女の話に乗る

8.何らか行動を起こす

9.館の男を殺す

10.愛夢の部屋を探す

11.みあの指示に従う



このゲームには次の選択肢まで全スキップする機能も備わっているので、
初めからやり直しても3分くらいで全部の選択肢を選び終えれると思います。

最後のリョナは、これまでのリョナシーンを組み合わせたような、
色んな意味でもっとも過激な猟奇を楽しむことが出来ます。

エンディングへの持っていき方も上手く、内容としても面白いです。
効果音も綺麗で、台詞も多く、ボリュームが凄いです。
オートモードにしておけば音声作品としても成立する特殊なリョナシーン
になっているので、
もしも見落としていたという方がいれば、
是非解放して欲しいリョナシーンです。


『死に逝く君、館に芽吹く憎悪』
商業系PCゲームなだけあって、かなり完成度の高いリョナゲーなので気になる方は是非…………!



DLはコチラから!


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2019/11/08追記


“バグシステム様”新作の「真愛の百合は赤く染まる」と「死に逝く君、館に芽吹く憎悪」2タイトルのセット販売が開始されました!

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