リョナゲー紹介――『俺のホムンクルスを越えてゆけ』


2015/10/23


長年ずっと感想を書きたいと思っていて、
なかなか書けなかった超有名グリョナ系フリーゲーム。
『俺のホムンクルスを越えてゆけ』
の紹介です。

製作者は“HIT”様。

https://twitter.com/hit_tk

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『俺のホムンクルスを越えてゆけ』
現在も更新が続いていて、
制作所で最も勢いがあるオススメ作品です。
今まで紹介してきた中でも、
純粋にリョナ成分が強いゲーム。

これぞまさにリョナゲー。
……な作品です。


2015/10/23現在、
 バージョンβ 0.3.8
まで更新が行われてますが、

ゲーム画面を撮影したのは、
 バージョンβ 0.2.15
の頃なので、現在と比べて若干ですが、
システムやドット絵が違ったりしてるので、
そのあたりはご了承下さい。




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まずゲームのジャンルですが、
“ハクスラRPG”というべきでしょうか。


ダンジョンを周回しつつ、
錬成力やお金、装備を整え、
少しずつ攻略対象のダンジョンに合ったパーティに強化していく方式。

スキル等バランスもいいので、
戦闘での選択肢が多く、
戦術の幅が広いです。


リョナゲー中のリョナゲーというようなゲームなので、
リョナについても紹介しますが、
リョナ要素を取り除いたとしても、
熱く、面白く、戦略性のあるゲーム
です。

基本はシンボルエンカウント方式で、
拠点を基本として、日帰りでダンジョンを攻略していく形式。
ダンジョンは森を抜けると城にたどり着いたりと、
延々と似た風景のマップをぐるぐるするのではなく、
地域ごとに特徴、ストーリーが用意されています。

100階ダンジョンのような、
入るたびに構造が変わるダンジョンも用意されてあったりと、
ゲームシステムが非常によく練られているゲームです。



続いて、BGMの話。

https://twitter.com/ohne_die_seele

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使用されているBGMの多くは、
数々のリョナゲーBGMを手がけている“無属性”様が専用に作曲されております。


どれも名曲ばかりですが、
特にゲーム中何度も耳にする通常戦闘曲
「果てぬ事無き忠誠を擱いて」

これがめちゃくちゃかっこいいです。

戦闘BGM用に、
雑魚敵を一掃して戦闘がすぐ終わることや、
特定の条件を満たすために戦闘が長引き苦戦する場合の両方が考えられ、
序盤の曲調に勢いを持たせていたり、
中盤から終盤にかけての曲調がだれないように配慮されてあったり
と、
『俺のホムンクルスを越えてゆけ』のゲーム性に合わせた名曲です。
無属性さんの作る曲としては珍しく荒々しい勢いを感じさせられる曲で、
何度聞いても飽きず、テンションがあがる曲に仕上がっています。


現在のバージョンでは、“音楽鑑賞モード”が実装されていて、
ゲームのタイトル画面からいつでもBGMを聞けるようになっているので、
ゲーム自体をやる時間がないという方も、
是非一度サントラ目的としてでもいいので聞いてみて欲しいです。


ちなみにタイトル画面で流れるBGMの曲名は、
「ステラの吊れられた雲」
これだけ見ると意味深な曲名ですが、
実はアナグラムになっていて、
文字を入れ替えると込められた意味がわかるようになっています。
作曲者の無属性さん自身が『俺のホムンクルスを越えてゆけ』 のファンなので、
様々なこだわりが感じられます。

若干ゲーム内で表示されてる曲名と違いますが、
「更なる忠誠を心に擱いて」
「寂れた妖精街の暦詩」
「古の意志を継ぐ者達」

どれも素敵な曲です。

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現在のバージョンとは少し見栄えが違うかもですが、
ゲームのマップ画面はこのような感じ。




世界観に合わせたストーリーと随所に仕込まれたリョナテキストも魅力の1つ。
無情さ、理不尽さがテーマになっている作品で、
グリョナ要素が強いです。

テキストでのリョナが中心ですが、
細かい部分まで鮮明に描写されていて、
想像力が掻き立てられます。

文章力がものすごく高いです。

2枚目の“カメリア”というエルフの少女を助けているシーン。
これはストーリーが分岐していて、画像のルートとは別に、
助けずに見殺しにする選択肢があったりします。
見殺しルートにはおまけCGも用意されていますが、
こちらは全裸でエロ要素が強いので、
私としてはもう片方の助けるルートがオススメだったりします。

ちなみにグリョナ満載ではありますが、
以前紹介していた『リョナラークエスト』同様、
どちらかというとリョナに対しては批判的な内容になっています。

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『俺のホムンクルスを越えてゆけ』は、
オリジナル要素てんこ盛りのゲームですが、タイトルで分かる通り、
商業ゲーム『俺の屍を越えてゆけ』のシステムから影響を受けている作品で、
そのシステムの基盤となるのが、

パーティの世代交代があるということです。


主人公は錬金術師で戦闘には参加しません。
実際に戦闘するのはホムンクルスの少女たちで
ホムンクルスは短命なので、
誕生から1年6ヶ月程度経過した個体は廃棄しなくてはなりません。
ダンジョンに1度潜るたびに1ヶ月経過し、
ホムンクルスは生後2ヶ月まで戦闘に参加できない期間があるので、
実質わずか15回しかダンジョンに潜れないということになります。

そのため、RPGゲームにありがちな、
レベルを上げてゴリ押しのようなことは出来ず、
“いかにして強いパーティを維持するか”がこのゲームの焦点となります。

1つの戦略ではクリアできなくとも、
少し考えながらパーティメンバーの世代交代を行えば簡単に勝てたりと、
非常に面白いゲーム性がとられています。

初プレイ時にはシステムが複雑そうにも思えるかもですが、
すべての要素を使いこなす必要もないので、
好きなプレイスタイルで攻略していくのがオススメです。
攻略wikiも充実しているので、行き詰まる心配もないです。


さて、
新たなホムンクルスを錬成する方法ですが、
まずはホムンクルスを受胎させる必要があります。
方法は様々ですが、基本的な方法を紹介します。




受胎は敵モンスターとの戦闘時に特定の条件下でたまに成功します。

このゲームでは、
パーティメンバーが瀕死状態になっても戦闘は続きます。
瀕死状態でモンスターと対面すると、
上の画像のようにモンスターが瀕死ホムンクルスをリョナってくれるので、
その際、たまに受胎させてくれることがある訳です。

このリョナの描写が丁寧で、バリエーション豊かで、
相当リョナリョナしいです。

腹を割いてきたり、腕が切り飛ばされたり、
影絵のようなイラストとテキストのみの表現ですが、
リョナゲーとして最高の仕上がりになっています。
グリョナが中心です。

これらのリョナはあくまでも戦闘中の演出なので、
テンポが悪そうに思えるかも知れないですが、
台詞送りが早く、RPGゲームとしてのテンポはサクサクです。
うまい具合にリョナとRPGが融合されてあります。

また、
ゲームダウンロード後そのままの状態にはボイスはついていないですが、
簡単にボイスを追加することも可能です。

推奨されている、てっとり早い方法が、
『リョナRPG』から好きなVoiceファイルのデータを、
『俺ホム』Soundファイルの中にコピペする
ことです。

取って付けたようなボイス挿入にはならず、
驚くほどリョナシーンにマッチした雰囲気が形成されるので、
“絶対に”ボイス追加しておいた方がいいです。

本当に難しい作業は不要なので、
真っ先にボイスを追加しておくのがオススメです。




こうして出産可能状態になったホムンクルスから、
新しいホムンクルスの錬成を行います。


強いモンスターとかけ合わせていくほど、
戦闘向けな遺伝子を持つホムンクルスが産まれてきます。

ホムンクルスのデザインは、
いくつかの要素がランダムで組み合わせられるので、
まったく同じ見た目をしたホムンクルスが産まれてくることはなかなかないです。

中にはかなり低確率で産まれてくる
珍しい見た目をした個体もいます。

目が一つだったり、肌の色が紫だったり、
羽が生えていたり、目隠れちゃんだったり。
他にもいるので、
全種類を確認しようとすると、膨大な時間が必要となります。

見つけたらラッキーです。





新しく産まれてくる命があるということは、
当然ながら、廃棄されるホムンクルスが出てくるということですが、
名前をつけて可愛がっていると、愛着が沸いて、
少し悲しいことになったりします。

それがこのゲームのいいところであり、
テーマであったりもしますね。



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ダンジョンに潜るだけが、『俺のホムンクルスを越えてゆけ』ではありません!
各種金策や武器の精錬、特殊な依頼等をこなすこともやり込み要素の一つ。




画像の通り様々なことを行えます。

ホムンクルスを改造することで、
傘立てにしたりすることが出来ます。



とにかく、
これでもかというくらいに、
アイディアを詰め込んだ作品なので、
リョナが苦手な方も、そうでない方も、
是非一度プレイしてみて欲しいです。

まだまだ未完成で、
現在も少しずつですが、改良更新中のゲームなので、
次の更新を楽しみにしながら末永く遊べると思います。

リョナ好きRPG好きならば是非とも押さえておきたい、
本当にオススメなリョナゲーです。





細かく更新されているゲームなので、
DLに関しては製作者のHITさんのtwitterから最新情報を得るのが一番良いです。
twitterリンク→https://twitter.com/hit_tk