家庭訪問技術論
「家庭を単位とする援助」
【「家族」の定義と特性が言える】
フリードマンの家族の定義
( )

家族とは、絆を共有し、情緒的な親密さによって互いに結び付いた。
しかも、家族であると自覚している、2人以上の成員である。
家族は、保育・教育・保護・介護など( )を持っている。

ケア機能
【家族の形態からみた特徴が説明できる】
★世帯構造の分類[国民生活基礎調査による]
30%:( )
60%:( )
5%:( )
5%:その他の世帯

30%:単独世帯
60%:核家族世帯
5%:三世代世帯
高齢者世帯とは( )歳以上の者のみで構成するか、またはこれに18歳未満の未婚の者が加わった世帯のことであり、
全世帯数の( )%を占める。

65歳以上 50%
世帯数は年々( )しており、
平均世帯人員は年々( )している。

増加 減少
【家族を理解するための理論が説明できる】
家族発達理論において、発達段階は以下に分けられる。
①( ):新しい生活様式を築き上げる。
②( ):乳幼児を健全に保育する。
③( ):子供の社会性の発達を促す。
④( ):生活習慣病の予防に努める。
⑤( ):更年期障害や生活習慣病のコントロールに努める。
⑥( ):老親の介護問題に夫婦で取り組む。
⑦( ):配偶者を失った喪失の現実との折り合いをつける。

①新婚期(結婚から第一子誕生まで)
②養育期(乳幼児をもつ家族)
③教育期(学童期の子供をもつ家族)
④教育期(10代の子供をもつ家族)
⑤分離期(子供を巣立たせる時期)
⑥充実期(夫婦二人暮らしの時期)
⑦完結期(配偶者を失った後の時期)
家族ストレスは( )によって評価できる。
その家族に生じている生活ストレスを推し量り、援助介入のための家族アセスメントに役立てる。

社会的再適応評価尺度
ジェットコースター・モデル修正版とは、( )の過程を示したもの。

家族ストレスを受けたとき、家族の結びつきも解体するなどの危機に直面するが、
やがて適応し回復に向かい、新たな家族危機の水準に到達する過程を示したもの。
[家族のストレスへの適応能力を推し量り、援助介入のための家族アセスメントに役立てる。]
( ):家族の危機的状況あるいはストレス状況の要因関連モデル。

ABCXモデル
★★家族システム理論について事例で説明できるようにしておく。
家族システム理論:1945年に生物学者にベルタランフィによって提唱された一般システム理論を応用して構築された、最も基本的な家族理論。
①( )
②( )
③( )
④( )
⑤( )

①全体性
[家族成員の変化は必ず家族全体の変化となって現れる(早く帰宅しなくてはいけなくなるなど)。]
②非累積性
[全体の機能は家族成員の機能の総和以上のものになる。]
③恒常性
[家族システムは内外の変化に対応して安定状態を取り戻そうとする。]
④循環的因果関係
[家族成員の行動は家族内に次々と反応を呼び起こす。]
⑤組織性
[家族には、階層性と役割期待がある。]
<ぜひこじゅそ>
【公衆衛生看護活動の対象の支援のなかで家族も支援の対象である】
★家族看護の定義
家族が、その家族の発達段階に応じた課題課題を達成し、
健康的なライフスタイルを維持し、家族が直面している健康問題に対して、
家族という集団が主体的に対応し、問題解決し、対処し、適応していくように、
( )を高めること。

家族が本来持っているセルフケア機能
★家族へ支援していく上での保健師の役割
①( )
②( )
③( )
④( )
⑤( )

①その家族が辿ってきた経過・価値観を把握し、理解して関わる。
②健康的なライフスタイルの獲得の支援。
[判断の基準を育てる/生活技術の獲得を促す/健康問題への対応方法の獲得を支援する]
③家族の健康問題の明確化と予想と優先順位の決定、支援計画と評価。
④家族内人間関係の調整。
⑤家族の発達課題達成の支援。
家族は、個人の健康や( )にとって重要な因子であり、ヘルスケアは個人だけを対象とするよりも、家族に重点をおくほうが効果的である。

ウェルビーイング
「家庭訪問における保健指導」
【家庭訪問とは】
★家庭訪問は、( )を単位として( )で( )を解決するために行う支援活動である。

家族 生活の場 健康問題
★家庭訪問の対象は、( )であり、それぞれが( )を持ち、家族との関係や社会的環境、保健医療福祉制度などの影響を受けながら生活している人たちである。

社会生活を営む生活者 発達課題
★家庭訪問は、個人の現在の問題だけに注目するのではなく、
ライフサイクルや発達課題、家族や社会との関係を明らかにし、( )を支援の対象として位置づけていく。

家族全体
★家庭訪問の特徴
①( )
②( )
③( )
④( )

①社会的健康状態にも着目する。[孤立:客観的 /孤独:主観的]
②生活の場で行う。
③保健師の活動はアウトリーチ活動である。
④家庭を単位とした支援を行う。
行政からの家庭訪問と在宅訪問看護の違い。
【行政からの家庭訪問】
・無料
・保健指導
・支援は( )
【在宅訪問看護】
・医療保険や介護保険
・医療的ケア
・支援は本人の同意+主治医の指示

保健師の判断(求めてなくても必要であれば訪問できる)
【家庭訪問の法的根拠】
★結核患者への家庭訪問指導:( )

感染症法
★新生児の訪問指導:( )

母子保健法(第11条)
★妊産婦の訪問指導:( )

母子保健法(第17条)
★未熟児の訪問指導:( )

母子保健法(第19条)
★相談指導等:( )

精神保健福祉法
★乳児家庭全戸訪問事業:( )

児童福祉法
★40~64歳の住民を対象とした訪問指導:( )

健康増進法
【家庭訪問のプロセス】
家庭訪問の対象把握のきっかけには、次のような場合がある。
①結核や未熟児など( )により家庭訪問を規定している場合。
②各種( )や教室のフォローアップなど、各法規で定められた保健事業の目的を達成する手段として行われる場合。
③( )を受けた場合。
④医療機関・福祉関係・訪問看護ステーション・民生委員など関係機関や住民からの依頼があった場合。
[要保護児童/要支援児童/特定妊婦]
⑤( )を通して必要だと判断した場合。

①法律
②健康診査
③本人・家族から相談
⑤地区活動
★優先順位の付け方。
①( )②( )③( )

①問題の緊急性
[児童虐待/治療の拒否/心身の状態の急激な悪化]
②問題の重要性
[結核の集団発生/新型インフルエンザ/腸管出血性大腸炎O157]
③問題の困難性
[家族だけでは問題解決が困難なことが予想される場合]
★市町村保健師の家庭訪問の対象として、優先度が高いのはどれか。
①切迫早産で主治医から自宅安静を指示された妊婦。
②血圧150/90mmHgの未治療者。
③訪問看護サービスを開始した難病患者。
④1歳6か月児健康診査で虐待の可能性がある児。

④1歳6か月児健康診査で虐待の可能性がある児。
★市の保健センターの保健師が受け持ち地区の家庭訪問計画を立てる際に最も優先すべきケースはどれか。
①出産病院が未定の妊娠36週の妊婦。
②経過の良好な出生時体重2,100gの生後3か月児。
③児の体重増加を心配している生後2か月児の母親。
④忙しいからと新生児訪問を断っている生後1か月児の母親。

①出産病院が未定の妊娠36週の妊婦。
保健師が行うアウトリーチ活動はどれか?
①言語の発達に遅れのある幼児のフォローアップ教室にかよっている人を対象とした支援。
②患者会に来ている人を対象とした支援。
③治療を中断している精神障害者を対象とした支援。
④教室に来ることのできる高齢者を対象とした支援。

③治療を中断している精神障害者を対象とした支援。
【家庭訪問の具体的手順】
初回訪問では( )・( )・( )が重要。

①共感の態度
②信頼関係を築く
③問題解決のプロセスを支援
産後うつの診断方法
①( )②( )③( )

①育児支援チェックリスト
②エジンバラ産後うつ病質問票(EPDS)
③赤ちゃんへの気持ち質問票(ボンディング)
【小テスト】
都道府県が実施主体となり保健師が家庭訪問を行うのはどれか。
①未熟児
②発達障害児
③認知症高齢者
④小児慢性特定疾病児童

④小児慢性特定疾病児童(児童福祉法)
×①市町村(母子保健法)
×②市町村(発達障害者支援法)
×③(介護保険法)
保健師の家庭訪問の対象で最も優先度が高いのはどれか。
①要介護2の独居高齢者。
②特定健康診査の未受診者。
③A群β溶血性レンサ球菌感染症の罹患が疑われる幼児。
④治療中断していると病院から連絡があった統合失調症患者。

④治療中断していると病院から連絡があった統合失調症患者。
【文章問題】
Aさん(26歳、女性)。会社員の夫と長女のBちゃん(1歳8か月)との3人暮らし。
Bちゃんは1歳児健康診査を受診しており、異常はなかった。
1歳6か月児健康診査が未受診だったため、地区担当の保健師が電話で次回の1歳6か月児健康診査の日程を連絡した。
Aさんが電話に出たが、対応の声は小さく「Bは元気です。心配なことはありません」と言い、保健師の受診の勧めに応じなかった。
保健師は「健康診査の会場でお渡しする予防接種の書類がありますので、受診できないようならお持ちしますね」と伝えて電話を切り、家庭訪問を行うこととした。
家庭訪問時、夫は会社に出勤しており不在であった。
Bちゃんは一人歩きが可能で、意味のある言葉を発している。
Aさんはマスクをしており、左眼の下から顎にかけて紫色に変色した内出血がある。
玄関から見える室内は、ふすまが破れているなど荒んだ様子がみられる。
保健師が追加で確認するBちゃんの状態で優先度が高いのはどれか。
①偏食
②齲蝕
③身体の外傷
④オムツかぶれ

③身体の外傷
家庭訪問の間、Bちゃんは機嫌よく過ごしている。
保健師が予防接種の書類の説明を行っている間、Aさんは顔を伏せたままであった。
ドメスティック・バイオレンス(DV)のスクリーニングとして、
保健師は「家庭訪問をした方にお聞きしている質問がありますのでお尋ねしますね」とAさんに説明してから質問を行った。
ドメスティック・バイオレンス&DV)のスクリーニングとして保健師が行う質問で最も適切なのはどれか。
①「今一番困っていることは何ですか」
②「何もできないと落ち込むことがありますか」
③「嫌なことがあってもすぐに忘れることができますか」
④「パートナーといるときに怖いと感じることがありますか」

④「パートナーといるときに怖いと感じることがありますか」
[Yes,Noで答えやすい質問をする]
Aさんは「実は昨夜、夫に殴られました。
半年くらい前から夫に殴られることが時々あります。今まで誰にも言えませんでした」と言う。
Aさんには腹部にも大きなあざがあった。このときの保健師の対応で優先度が高いのはどれか。2つ選べ。
①Aさんの夫との面接を行う。
②Aさんの医療機関への受診を勧める。
③AさんとBちゃんの婦人保護施設への避難を勧める。
④配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律(DV防止法)について説明する。

②Aさんの医療機関への受診を勧める。
③AさんとBちゃんの婦人保護施設への避難を勧める。
×①かえって危険。
×④DVと認識していない可能性がある。
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