(´▽`)


発掘できた黒歴史を保管しています!
“黒妖風”名義でやっていた楽天ブログの文章をそのまま打ち起こしています!

まったく更新してなかったな(2007.10.8)


特にやることもないので問題だします。

1 次の問いに答えなさい

Q1 男のヒトがいない島に流された主人公は誰?
ヒント 声優=下野紘

Q2 シルバードというタイムマシンから1999年に行くと何と戦うことになる?
ヒント 時の引き金 

Q3 いっぺん、死んでみる?は誰の言葉?
ヒント もっくん

Q5 西浦高校のサードといえば?
ヒント 毎日1回以上行っていることがある

2 次のうちみだしているものを一つ選びなさい

Q6 シャナ ハルヒ ナギ こなた かがみ

Q7 セナ L 三橋 沖 ルイージ

Q8 KAS 鬼畜  友人 VIP TAS

Q9 エネル 佐間太郎 シェンロン ゲブ 長門

Q10 ルフィ 瀬戸燦 ケロロ 水町 両津


答えは今度です。
全部当てれたらすごいよ





何かの予告(2007.10.27)



色はなしです。
そこまで真剣には描いてないので、ごまかしてるところとか結構あるし、細かいところはほとんどやってません。
実はこちらの方で詳しく説明してますが、次からこっちの方で公開してから、いろいろ直したのをあっちで公開しようと思うので、何かあったらお願いしますw
パスは分かるハズ

なにかカオスなことになってごめんなw





予告 サブ(2007.10.30)



このまえ紹介した主5人と今回のサブ6人で11人です。
ついでなんでささっと描いてみましたw
テーマは「3の夢」です。

横になってるけど、気にするなw

左。左上は初登場、左下が、ツンダケ腐M。右が202。
武器みたいのは、自分の世界にもともとあったやつですw

右側。どちらかとこっちが3の夢に近いです。
上が初登場で、左から、しゅう、TKO。
初登場が銃ぽいの持ってるのは、この前撃たれた夢を見たらしいことから。
しゅうが気の放ったりしているのも、そういう夢があったからだなw


大体、決まってきたんで途中だが紹介。
2年生
くろ
橋本 黒樹
右打右投
2番
瀬野 隆也
左打右投
3番
佐藤 健太
両打右投
初登場
峪 翔太
左打右投
コーラ
小林 涼
右打右投
初登場 (サブ左)
竹下 登
左打左投
202
向井 千秋
右打右投

1年
山田 龍耶
右打右投
坂井 晃一
両打右投
浜口 薫
両打右投

その他
<先生>
海栗 誠
佐々木 拓也
<野球部以外>
TKO
小島 環


…今回は一緒だけど、
詳しくはこちら





1 大切なお友達(2007.10.31)


いきなりだけど、小説見たいなのやって見た。
1度しか見直してないから間違ってるかもしれないんで、間違えあったらよろw
一応、これの改訂したものが本編だと思って良いんだよね。

誤字脱字以外にも、内容的なことでも良いんで、どんどん苦情を具体的に頼むw
毎日通る道なのに、今日は何故かいつもと違って見えた…。


羽島黒樹はいつもように部活をサボり、部屋を出ようとしていた。
しかし、そのとき先生から信じられない言葉を聞いた。
「瀬野は2ヵ月後に転校することになりました」
…と。
瀬野隆也は一クラスに必ず1人は居るようなにぎやかな性格で、黒樹とはもう2ヶ月以上話していない。
この時、黒樹の気持ちは悲しめば良いのか、喜べば良いのか分からなかった。
とても理解することなど出来ない。
何も分からないまま時間は立ち、ホームルームも終わった。
黒樹はそのまま逃げるように家に帰った。

「オーイ」
グランドでは、誰かの声が聞こえる。
黒樹が帰った後も野球部は普通に練習をしていた。
そう、もう居ない事が当然になってしまっていたのだ。
こうなれば、隆也や佐藤健太が黒樹を嫌うのも無理はない。
練習を続けているといきなり峪翔太が投げたボールを小林涼が取り損ねた。
それだけなら良かった事なのだが、そのボールは健太に当たった。
当たり所が悪かったのか、健太はそのまま地面に倒れた。
それに驚きみんなが健太の近くに駆け寄った。
するとみんなを落ち着かせるそこに居た一人が口を開いた。
「アイツ嬉しそうだったぜ」
そう言ったのは、空気を読めずに失敗ばかりしていて、小学生のような小島環である。
環は元々野球部ではなく水泳部なのだが、この日はたまたまグランドを見ていたのだ。
隆也は環の言った言葉をすぐに理解した。
(当然の事だ…)と。
周りの人は、そんなこと耳に入っていないようだった。
健太の苦しみ方が普通じゃないと感じた翔太が監督を呼びに行こうと立ち上がった瞬間、2年の担任で水泳部の監督でもある海栗誠が駆け寄ってきた。
呼んでいたのは、環。
すぐに大人に頼るのはどうかと思うが、このときだけは「ナイス」と言うべきだろう。

こうして健太は保健室に行き、その数分後に救急車が学校に入ってきた。
「そんな…大した球じゃなかったよね……?」
野球部唯一のサウスポー、竹下登が震えながら言った。
「結構良い球だったと思うよ」
向井千秋は髪を整えながらそう言った。
健太が帰った後も練習は続き、キャプテンである翔太が挨拶をして終わった。

少し太っている涼は、自分なりに急ぎながら家に帰り、すぐに携帯を見た。
実は黒樹とメールを交わしているのである。
内容はやはり隆也のことである。
その頃黒樹は、掲示板も同時に見ていた。
相手は千秋、以外に千秋は少しマニアックなことを知っている。
もっと友達は居るのだが、この2人には頼り安かった。
しばらく会話は続き、結果、まず部活に出ることにした。

野球の道具はもう小さくなって居て、買い換えたかったのだが、今更親に言うのは恥ずかしい。
まだ一応使えるだろうと、部室に置きっぱなしのユニフォームやスパイクを使うことにした。
「行けるかも」
と、ブログにも正直な気持ちを書いた。

そうして深夜、健太は病院に居た。
診察の結果、健太は利き腕である右腕を骨折していることが分かった。
そのことを聞いた翔太と隆也も病院に駆けつけた。
「あのさ…ゴメン」
翔太が謝ると健太は笑って許してくれたのだが、本気で勝利を狙っている隆也にはとても衝撃的な出来事だった。
野球部の中でも健太はとても能力が高い上に、大事な投手だったのだ。
健太は2週間程入院することになり、その後も右手を動かすのは控えないといけない。
隆也が引越しするまでには間に合わない、そんな状況だった。

その状況は涼にも伝えられた。
翔太と涼は仲が良く、いつも一緒…という感じだ。
涼は、捕手なのだがサインが出せなかった。
今までは健太から変化球のサインを出していたのだが、次の投手は翔太と隆也。
どちらもコントロールは悪くはないが、ストレートしか投げられない。
サインを出せない涼が投手だと試合で打たれる続ける可能性があるのだった。
そんな負け方だと、黒樹も隆也に近づけるチャンスが無いかも知れない。




大切なお友達2(2007.11.3)


嫌いな人だったのに、居なくなるのは寂しかった…。


あの日の夜、羽島家にある一人の少年が近づいて居た。
その少年こそ平泉しゅうである。
羽島黒樹とは3歳も年下なのだが、弟の同級生ということもあり、仲は良かった。
(めんどくさいな)
と黒樹が思ったのも仕方がない。
夜はいつも走ることにしていたのである…が、もちろん今日はそんな気分じゃない。
(隆也が転校か…)
黒樹はそのことで頭が一杯だった。
弟としゅうだけを行かせ黒樹はベットに飛び乗った。
不安とも言えない感覚、悲しみとはまた違った感じ。
(このまま終わるのは嫌だ)
今こんな事を考えていても仕方がないのだが、どうしても瀬野隆也の顔が頭に浮かんできた。

その頃佐藤健太の居る病院では、野球部担当の佐々木拓也と担任の海栗誠も駆けつけていた。
時間も遅かったので、峪翔太と隆也の姿は見えなかった。
「困ったな…1週間後は新人戦じゃないか」
そう言ったのは拓也。
その後すぐに健太が口を開く。
「まあ大丈夫でしょう。翔太投げれますよ。僕も試合ン時は行きますから」
「ん~、まあ仕方ないよな…」
誠が初めて口を開いた。
もともとは海栗誠という名前ではなく、伊代誠という名前なのだが、髪型が海の生き物の“うに”に似ているため、生徒からは海栗誠と呼ばれている。
誠も初めは突っ込みを入れていたのだが、だんだん定着して行ったのか、今では誰もが海栗誠と呼ぶようになった。
「…」
「…」

そして翌日。
登校中に後ろから追ってくる影が見える、黒樹は途中まで無視していたのだが、ついに我慢出来なくなり後ろを振り返る。
そこに居たのは1年生の山田隆冶だった。
(意外に結構友達居るような気がしてきた)
というのも、隆也と話さなくなってから黒樹の性格も暗くなり、友達も少ないと思っていたからである。
話があまり会わない途中、見えてきたのは小林涼と向井千秋である。
「よお」
涼は元気に言った。
「結構早いね」
黒樹は驚いた様子で言った。
すると、突然千秋が喋る。
「お前らゲームしに来ないか?」
そして、すぐに側にあった車の窓を鏡にして髪を整えた。
声が低いのかあまり良く聞こえなかったが、言いたい事ははっきりと分かった。
「なんていう名前のゲーム?」
空気を読めないのか、隆冶は涼にもたれて叫んだ。
「ん…?ああ、俺が作ったやつ」
「え?お前が?」
「そうだよ」
そして、しばらく静かにしていた涼が喋る。
「作るの簡単?」
千秋は首を振った。
「難しいだってよ、難しいだってよ」
いつもの調子を取り戻した涼を止めるように黒樹は頭を叩いた後、口を開いた。
「行こうか」
時間もまだまだ余裕で、学校にこのまま行っても暇なだけだからだ。
それに、涼はゲーム好きで、この状態のまま学校に行っても集中できないだろう。

…そしてついたのはパソコンが4台もある部屋。
「これ全部お前の?」
「そだよ」
「じゃあ、早速やろうぜ」
「だな」
そして千秋は4台のパソコンの電源を入れた。
そこに映っていたのは、普通のゲームと変わらないような画面。
どうやら、アクションゲームのようで、ためしにスペースキーを押してみると指輪のようなものから、黄色っぽい光が出てきた。
(なるほど)
3人は同時にうなずいた。
まず、いきなり飛び掛ってきたのはやはり千秋。
だが、涼もゲームの才能はあるらしく、近づいてきた千秋を吹き飛ばし、さらに剣で斬りつけた。
体力などは流石にないようで、そのまま千秋の操作していたキャラクターは地面に倒れた。
隆冶は黒樹に襲い掛かろうとするが、一応黒樹もパソコンは得意、なのだが慣れない操作方法。
一気に隆冶の攻撃が当たった。
残りは涼と隆冶。
「キーン」
激しい音と同時に涼は剣を振る、黒樹とは違い赤い光だ。
しかし、はっきりと操作方法は分かっていないらしくそのまま空振り。
すぐさま隆冶の斬りがヒットした。

もう少し遊びたいという気持ちもあったが、もう時間。
黒樹達は学校に向かった。




3 ナイピ(2007.11.3)


生きるとは、悲しさと楽しさの両立だ。


朝8時、グランドでは峪翔太が練習をしていた。
「構えるときはこうな」
相手は1年生にしては体が大きく、髪型が特徴的な浜口薫。
普段なら小林涼と組むのだが、まだ涼は学校に着いていなかったからだ。
一応翔太も、ブルペンに入った事があり、試合でも何度か投げたことがある。
ただ、敬遠のフリは出来るものの、フォームはどちらかと言うとキャッチボールに近く、審判に声をかけられることがときどきある。
小さな大会でしか投げないのでそのまま続けられるのだが、ボールだけでコールド負けになることもある。
(…そんな事じゃいけない)
翔太は教師を目指している為、こんなことで諦める教員はダメだと思っている。
しかし、薫はパスボールが多く、3回に1度は取り損ねてしまう。
さらに、翔太は敬遠の仕方を知らない、それは内野手も同じ。
そんな事だと、相手にとって盗塁し放題。
打てば必ず3塁まで行けるのだ。

そして時は立ち放課後…。
「大丈夫か?」
「大丈夫だって」
そこには、羽島黒樹と涼の姿があった。
(うわ~緊張するな)
そう思ったものの、一度出てしまえば瀬野隆也以外は普通に接してくれる。
黒樹にとってこれほど嬉しいことはない。
「します」
「さーす」
まずはグランドに挨拶。そしてランニング、体操と終わらせていき、次はキャッチボール。
この日の相手は涼。
2ヶ月もボールは投げてないが、コントロールは下がっていないが、肩は流石に落ちていた。
そして体があったまった頃に、顧問の佐々木拓也が出てくる。
この時期の完全下校は早いため、練習は短い、この僅かな時間を有効に使うのが拓也の仕事だ。
「何がしたいよ」
すると、隆也は元気に答える。
「打ちたい」
竹下登は影から出て来て言った。
「先生、もうすぐ新人戦だし、守ってた方が良いと思います」
そして、向井千秋、山田隆冶、薫、そして1年生の坂井晃一は一斉に言う。
「どうでも行くね?」
こうしてみんなが決めている間に、マネージャーである向井美咲は出席を取る。
隆也は隣で練習しているテニス部の真鍋未来が逸らしたボールを取ってコートに向かって投げつける。
「じゃあ、ロングティーで良いんじゃないですかね」
低い声で翔太が言った。
拓也も「いいね」と一言。
「峪さんが投げて下さい」
晃一は慣れない敬語を使いながら、後ろへ何歩か下がる。
そのとき登は誰かに呼ばれた気がした。
「おーい」
その声は校舎の2階から聞こえてきた。
「康っくんじゃん」
彼は相庭康一、剣道部、誰も彼を嫌う者は居ない。
登には昔からの付き合いだ。
「何やるの?」
「ロングティーだって」
「へー、何か分かんないけどやって見せてよ」
この会話の後登が後ろを振り返ると、登が打つ準備は整っていた。
「やれ登~」
と、登は文句を良いながらバットを握った。
「10スイングな」
セカンド方面を守っている拓也は言う。
「あ、次健太あがっとけよ」
そして隆也は思い切り息を吸い、思い切り叫んだ。




4 ナイピ2(2007.11.3)


強いものは弱いものを苦しめ良い生活を作る。弱いものは強いものを怨む。それはそれで、世界が成り立っているのかも。


相庭康一が見守る中、竹下登はバットを構えた。
「バッター左だぞ!」
「おお」
そして、ファースト近くに瀬野隆也、浜口薫。
ショート方面に顧問の佐々木拓也。
ライトあたりに羽島黒樹、山田隆冶、坂井晃一。
レフト方向に向井千秋。
センターにあまり目立たない1年の空秋宰、顧問の海栗誠。
ピッチャーに峪翔太が着いた。
「さーバッチこーい」
「おーい」
みんな途切れ途切れに声を出していく。
翔太は小さく振りかぶり投げた。
登は同じ表情のまま力強く腕を振った。
「カッ」
ボールがバットに擦れる音がした。
次にはボールがすっぽ抜けて登の頭に当たりそうになるが、なんとかバットでふさいだ。
翔太はすぐに誤り箱にあるA球の中からB球を探り当て構えた。
登もだんだん辺りが暗くなっていくのを感じながら構える。
翔太が投げる。
しかし、今度は網からも外れ、小林涼が取りに行こうとするが、壁で跳ね返り翔太の元へ戻る。
翔太は、下を向くような仕草をしてから振りかぶった。
「カーン」
今度は良い音がした。
ライト方面にかなり飛んだがファール、隆冶が飛び込んだが全く届かない。
これで3スイングあと7スイング。
その後は、ボール、空振り、ファール、ボール、ボール、ボール、空振りと続き残り4スイング。
翔太の手からボールが離れる、登は体全体をひねり打ち返す。
「カキーン」
良い音がした。
…だが、たまたま隆也の位置と被りアウト。
残り2スイングも、内野ゴロ、ファールで終わる。
いつもならラストもう1球させて貰えるのだが、今日は時間がなかった。
「ぁ…ーした」
隆也と登が入れ代わり、バッターは涼。
隆也はタイミングを合わせ調子を戻している。
「右打者ーッ、もっと下がれ」
…と同時に、左右の守備が入れ替わり、全体的に後ろに下がった。
1回目、翔太は息を整え思い切り投げた。
「カーン」
グランドに音が響く、ボールは空秋宰の頭上を遥かに越え、地面を跳ねながら転がっていき池に落ちた。
「うおー、スッゲぇ」
指示を出していた拓也も涼の力を見て驚いた。
そして2、3,4,5と空振りが続いて行き、6回目にファール、7回目にレフトゴロで黒樹が取り翔太に返した。
8回目にしてライト方面に転がっていくが、拓也の横を抜け、千秋が取り損ねた。
そして、ボールが5~7回続き、空振り。
ついに涼に投げるのは最後になる。
翔太も本気になり、思い切り投げた。
球もさっきよりもかなり速いのが登からも分かった。
涼がバットを思い切り振った、その瞬間……




5 ナイピ3(2007.11.3)


何もせずに苦しむからいならやって苦しめ


「痛っ」
峪翔太はその場で足を押さえた。
結果は空振り。
「すごい、狙ったところに…」
「早かった…」
「この投げ方だと、体に負担がかかるかな」
そして、小林涼は守備に入る。
次のバッターは瀬野隆也。
ボール、ファール、内野ゴロ、内野フライ、ボール、ファール、内野ゴロ、ファール、ボール、ボール、外野ゴロ、外野ライナー。
翔太はいつもの様に、小さな箱からB球を取り出しで一呼吸した、そして投げる。
「遅い!」
タイミングがずれたものの坂井晃一の元へ転がる。
(結構当たるな)
「ラスト1球」
「おーーい」
翔太は投げた、隆也はバットを前に出した。
金属の良い音がした。
浜口薫の前に落ちたが、イレギュラーで取れない。
「あーしたー」
隆也は防帽子を手で持ち挨拶。
そして、向井千秋も終わり、次は羽島黒樹の番である。
「お願いします」
最初はボールが続く、そして空振り、ファール、ファール…
7回目にしてようやくレフトライナー、丁度誰も居ない位置に飛んだらしく、隆也はボールを拾いに走る。
その後も内野ゴロ、外野フライ、外野ゴロと続いた。
「ありしたー」
(結構当たればと飛ぶんだな)
黒樹は7回目のフォームを思い出しながら守備に戻る。
バッターは、山田隆冶、殆ど空振り。
坂井晃一、時々内野ゴロ、ボールが続いた。
浜口薫、2球目に外野フライとなるが海栗誠がキャッチ、残りは空振り。
空秋宰、この時翔太が上がるため投手は隆也に変わる。ボールが8個と空振りが4個、ファール6個。
翔太、内野ゴロ1つ、フライ1つ、ファール3つ残りが外野ライナー。

最後は、整地と道具の片付け。
着替えるのが遅い涼と登を先に帰らせて、他はベースを倉庫に持っていったり…
着替えた後は監督の話を聞いて家に帰る。

…このような日々が毎日続いた。
変わることと言えば、途中先輩が見学しに来ることだろうか。

学校での朝は健康観察から始まる。
黒樹のクラスは32人、出席をとるのも大変だ。
(阿部崇)
「相庭康一」「元気」
(青森伸、荒川太郎、宇治原燦)
「小島環」「ちょっと腹痛いよ」
(斎藤綾)
「佐藤健太…は欠席か」
(下野紘、白鳥哲)
「瀬野隆也」「元気ー」
「羽島黒樹」「元気で…」
(堀勝之祐、水樹洵、水野龍司)
「向井千秋」「元気でーす」
(三河三郎、目黒光祐、柳泰助)
(秋山るな、神村ひな、鈴鹿千春、西墻由香、樋口智恵子、平野綾、深水由美、堀江由衣)
「真鍋未来」「はい元気です」
(山本圭子、吉田美保、若林直美)
…と、一通り終わらせた後はいつもの様に生徒が一斉に席から離れる。
翔太、涼、登は違うクラスなのだが、そのクラスには……。




5 正義(2007.11.3)


人間の正義も、必ず何かを傷つけることになる。


…小林涼、峪翔太、向井登のクラスには、下野紘の双子で右足が自由に動かない少年、下野比佐と、生徒から恐れられている日徒博一が居た。
この教室の隣は1年教室で、声が聞こえるたびに全員が震え上がっていた。
昔は平泉しゅうの姉の彩に矛先が向かっていたため、1年生は全員が博一のことを知っていた。
今は、そう、比佐がターゲットとされている。
このままではいけない、そう考えた翔太は仲間を探して、立ち向かおうとしたのだが…

「俺が?良いよ」
そう言ったのは羽島黒樹。
「ごめん、3組だと涼と登しか集められなくてさ…」
翔太はドアで爪を擦りながら言った。
(で、1組に助けをもとめに来た訳か)
この間に涼は黒板に文字を書く。
“イジメを無くしたい人は集まれ”
…と。
しかし、結局最終的に集まったのは、黒樹を含めても、藤代浩太の2人だけ。
翔太は集まらなかった悔しさよりも、みんなの他人への無責任さに怒った。
(ま、仕方ないか…)とため息をつく。
そのとき登が一年の山田隆冶と空秋宰を引き入れてやって来た。
黒樹は恥ずかしくなり陰に隠れた。
「で、何するの?」
いきなり隆冶の痛い一言。
(え…えっと)
しばらく沈黙は続いた。
やっとその沈黙を解いたのは黒樹だった。
「まず比佐君に話しかけて、思いを聞いてみればよくね?」
状況は違うものの、気持ちは似てるため、どうして欲しいか分かってるつもりだった。
みんなはうなずいた、1人を除いて…。

…そして、時は立ち部活の時間。
「おいおい、そんな顔すんなって」
涼は翔太に向かって言う。
「こんなことしてる間にもなぁ」
翔太は声を裏返して怒鳴る。
「大丈夫、比佐と博一の部活は違うだろ」
(本当に大丈夫かな…)
涼も心の奥では不安だった。

その頃の教室…
「足おっせえなぁ…舐めんなよ?」
「う、うん」
博一は比佐に向かって拳を向けた。
「ガララ…」
ドアが開く音がした。
そこに立っていたのはぶかぶかの服にサングラス、身長は低めの少年。
その姿に博一はキレ、壁を蹴る。
博一は少年に近づき殴り飛ばした。
あたりは暗く、良く見えなかったが、少年の口からは血のようなものが確認できた。
「うわあ」
博一は驚いた、なんせ、その量は尋常じゃない。
(そんなに強くやったか?)
そう考える余裕はあった。
比佐からは幸い見えなかった。
博一はそのまま学校を飛び出した。
それを少年は確認すると、小声で言った。
「血のりだよ、バーカ」
少年はすぐに床に着いたのりをふき取りトイレの流しで顔を洗った。
殴られた部分は少し赤くなっていたが、他に怪我はなかった。
(あ~あ、やっちゃったな…。すげぇ怖かったな…でもたぶんこれで博一はしばらく学校に来れないだろうな。
でも気づかれたらやばいな~。あいつらの邪魔しちゃったかな…。)
流しにはのりの赤色と少年の涙でいっぱいだった。




変更・予定 メモ (2007.11.21)


・-変更-・
○クラスメイトがあまりにも有名な声優になっていること。
○音などをはっきりさせる。
○正義の回をカット。変わりに不登校の話。
○展開がいきなり過ぎる為、もう少し伸ばす。
○ゲームの話はもう少し後にし、千秋についての伏線を増加。
○今のところ少年の正体は空秋宰、もう少し少しずつヒントを作る。
○黒樹と隆也の出席番号が無理やりぽくなっているので、名前の変更。
○無視の雰囲気を出す。
○転校で出て行く友達と入ってくる友達の話。
○隆也達の前では自重、それ以外ではおkな感じ。
○みんなフレンドリー

・-予定-・
○スピーチ
○文化祭
○新人戦
○それぞれの回想
○修学旅行
○授業中の出来事
○ブログが見られる
○生徒会選挙
○残り一ヶ月だが、他の予定で一杯。
○安価
○3番との話
○翔太と涼と黒樹の話
○中間テスト
○藍蘭
○席替え


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